2010年7月アーカイブ

この1週間になぜか、5政党(民主党・社民党・みんなの党・自民党・共産党)の党首の演説と出くわす。すべて千葉駅前。 

これまでの人生で党首演説を観たのは、小泉純一郎(6年前/滋賀)と安倍晋三(4年前/千葉)、鳩山由紀夫(昨年/千葉)だけなので、選挙前とは言え、すごい。幸福実現党と公明党が加われば完璧だ(何が?)。 



6月20日(日) 
16時過ぎ。宅配を出すために事務所を出て歩いていたら、千葉駅近くに警察がうじゃうじゃ居る。そう言えば17時半から福島みずほ(社民党党首)が来るんだった、それにしては人が多いなと思っていたらなんとその前に菅直人総理大臣(民主党代表)が演説すると言う。 

民主党と社民党が、それもトップ同士が同じ場所で鉢合わせとはまぁ何と云う因縁か、と興をそそられ、思わず人ごみに。 

さすが総理大臣が来るとあって、普段は政治なぞ全く興味なさそうな人がうじゃうじゃ。 
民主党の候補者や議員が次々と時間つなぎの演説をしている。 
総理大臣は何とJRの快速列車でやって来た。たしかにここに車で来るのは渋滞に巻き込まれる可能性が高く危険だ。 
SPがかなり居るのだが、さすがに群衆が多い、歓声があがり携帯で写真撮る人多いが、「あの人誰だっけ、見たことあるんだけど」と言う通りすがりのおばさんが居たり、と知名度は今ひとつの感。去年、鳩山由紀夫(当時はまだ首相になっていない)はもっと盛り上がりは凄かったのだが。肝心の演説は何と言うか、何がメインに言いたいのかよく分からないものだった。(詳しくは動画を) 

菅総理大臣の演説(と言うか挨拶)は20分間ほど。壇上から降りるとすぐさま全運動員が撤収準備開始。次の社民党の時間が押しているのだ。住友銀行の前には社民党の宣伝カーが待ち構えている。 
数十人のSPに守られて総理大臣が去ると、聴衆もみんな去っていった。 
ほんの1週間前までは与党であった政党の党首がまだこれから来ると言うのに、マスコミもみんな撤収だ。なんと毎日新聞一社だけを残してテレビクルーは一斉に帰っていったのだった。社民支持というわけではないが、さすがにいたたまれずに自分は残った。 

福島みずほの演説は宣伝カーの上ではなく、路上でだった。普段は学生バンドが居る広場の自分の目の前、同じ高さである。これはかなり新鮮だった。さらに、前座の演説をする人は居ない。司会も居らずいきなり党首が話し始めた。 

演説の内容は非常に筋の通ったものだった。これからの政策をざっと話した後に、今回の与党離脱について話す。小沢との二人での対談や、閣僚会議などの様子など興味を持って聴けた。話が非常にうまい。話し始めたときに2~30人程度だった聴衆が、どんどん膨れ上がる。女子高生が何人も真剣に聞いている。キャッチのお兄さんが聞き込んでいる。買い物帰りのおばさんが、「あ!」と叫んで立ち止まる。20分ほどの演説が終わったときには拍手が自然と起っていた。社民党の運動員ですら「今回の反応はすごい、沖縄で意見を曲げなかったのが良かったのですかねえ?」と驚いていた。 

演説が終わると徒歩で次の場所(市民会館)に行くというのだが、何と付き添いは2人だけ。警備の警察官はゼロ。 

この後も5政党の党首の演説を聴くのだが、名刺を貰って話をしたのは福島瑞穂だけだった。今回の選挙は社民党は苦しいだろうが、自分にとっては現在のイメージは良い。自分の考えとは違うのだが、筋を通しているという点では評価できる。 


6月22日(火) 
用事を終え仕事場に戻ろうと自転車に乗っていたら、また誰かが演説している。まだ公示前だ。今回はみんな浮かれてるなと思って近づいたら何と渡辺喜美(みんなの党代表)だった。前日にJMと電話で話していたところなので驚く。今回はJM達の同級生(同い年だっていうのにもう議員11年目か...)がみんなの党から某県で出馬するということで常に消極的に(笑)、応援していたのだった。

演説はやはり民主党批判が多く、ただもちろん自民党でもなく。悪いが、今回は埋没してるなぁと思えるものだった。あと数ヶ月選挙が早ければ違う流れになったのだろうが。 


6月27日(日) 
前日チョロスキー宅での焼肉からの帰りが遅くなったこともあり気だるい日曜日。一人で仕事場に居たがやる気起らず帰宅...しようと思ったら、周囲は先週以上の警察官。また誰か来たのかと駅に出てみると今回は 谷垣自民党総裁 だった。現役総理大臣以上の警備は一体何なんだとも思ったが、聴衆が若干少ないので警備が目立っていただけで警備の規模は同じなのかもしれない。 

さすが自民党、長年の経験があるのだろう運動員が計画通り動いている。今や普通のオジサンになったはずの臼井日出男(防衛庁長官/法務大臣などを務めた非常に自民っぽい人)などが、メインが現れるまで順番に壇上に立ち挨拶をしている。聴衆はそこらの一般市民っぽい姿の50代以上のおじさん・おばさんばかりなのだがほとんどが"団体"で、顔見知り同士で集まって話している。みんな遠足に来ているように賑やかだ。 

谷垣総裁はイメージよりは活発な感じを受けた。声は枯れている。自民でトップになるだけのことは有ると実物を見ると感じる。演説はそれなりに巧い。ただ"攻める者"と"攻められる者"では攻める者の方が演説は巧く出来るもの。さらに聴衆は動員された者が多いのだから尚更であろう。 

司会者が「どうです総裁、観て下さい、この聴衆を。まだまだ捨てたもんじゃ有りません」と言った時には苦笑してしまった。 

演説が終わった時にはみんなで「がんばろう」三唱コール。これは一般演説ではなく、自民党支持者集会なのだろうかと複雑な思いになる。 
演説が終わりSPに護られて黒塗りの車で移動するのだが、車に向かって歩いているときに「谷垣辞めろー」というヤジ。演説中には応援するヤジがわざとらしく飛んでいたのだが、その正反対のヤジが飛んでいるのをみると、まだまだ党内に権力闘争(?)が有るのだろう。こんなのを見るともう"普通の人"は自民を応援しないだろう。 



6月28日(月)

前日の自民党とは全く違う主張をする政党、共産党の演説。この日もまたどこか独特の雰囲気。「軍事費を減らそう」「消費税反対」などのプラカードを持つ人達(左の思想を持つ人達)と数十人の聴衆の周りに、かなりの数の警察官。少し離れた場所にあきらかに強面の男達(右の思想を持つ人達)とそれを取り囲む警察官、公安職員。集音機(?)だろうか、特殊な録音装置のようなものを使用している私服の警官。 

志井和夫(共産党委員長)は四街道出身だということすら知らなかった。イメージどおり穏やかな風貌。演説は一言づつかみしめるように話すので聞き取りやすい。論調も分かりやすい。共産党の演説であるということを知らずに音声だけで聴いたなら恐らく賛同する人は多いであろう。宣伝カーの周囲にはSPがかなりついていた。日本は平和な国だ...全く。 




今回の演説だけを聞いての勝手なランキング。 
これだけの党首演説を生で聴く人は少ないだろうから。 

●知名度(政治に興味無い人が顔と名前が一致するか) 
菅>福島>谷垣>志井>渡辺 

●SPの多さ 
谷垣・菅・志井>>>>福島・渡辺 

●演説の巧さ 
福島・志井>谷垣>>菅・渡辺 

●聴衆の多さ 
菅>谷垣>志井>福島>>渡辺

●その聴衆のうち、"動員"された人の数
谷垣>>>志井>管>福島>渡辺



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