2010年10月アーカイブ

中国の内陸の数都市で先週、反日デモが起こった。数千人規模のデモと言うとかなり大きな出来事と思えるが、中国の人口規模から考えるとそれほどでもない。実際この前の騒動時にも上海で観光していたが、普通の市民はそんなこと気にしていないようだった。

...で、それほど気にしていなかったが、先週のデモ発生が計画されている都市の名前に「長沙」が有ったことに気付いた。長沙には日本のスーパーが一社だけ進出している。もしそこで反日運動が起こったならばターゲットにされるのは間違いなくその店舗だ。

そしてそのスーパーというのが、「平和堂」なのだ。
滋賀県民以外、特に関西北陸以外の人で【平和堂】を知っている人は少ない(と言うか、居ない)のだが、滋賀県民にとっては大きな存在なのだ(たぶ ん)。滋賀県のすべてのJR駅前には大きな平和堂が有る(と思う。きっと)。最近はいろんな店があるが、昔は買い物と言えば平和堂だった(ですよね?)。
その地域密着スーパーがなぜか海外進出することになり、その進出先がこれがまたなぜか中国湖南省の長沙なのだ。現在も平和堂の海外店舗は世界中でなぜか長沙だけである(長沙市内に2店舗)。

長沙市に住む日本人は百人程度。数万人の日本人が住む上海などの沿岸都市とは比較にならないが、そこに住む日本人にとっては平和堂はオアシスだと言う(という記事をネットで読んだ)。そこに暴動が起これば危ないと思ったのだ。


...でこの結末は以下の記事。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010102300220
中国当局はインターネット上でデモの呼び掛けがあった湖南省長沙市、重慶市などでも武装警察を動員するなどして厳重な警戒態勢を敷いた。

長沙では予告は有ったが発生せず
http://mainichi.jp/select/world/news/20101025ddm001030063000c.html
一方、内陸部が反日一色に染まっているわけではない。23日にデモの予告があった湖南省長沙市では日系ショッピングセンターがにぎわった。タクシー運転手は「デモの心配などしなくていい。釣魚島(尖閣諸島)のことは政府間で解決する。国民同士は仲良くすべきだ」と笑った。


長沙でデモが起こらなかったのは、平和堂が市民生活に溶け込んでいるのも理由の一つだ。

学生がデモに行かないように、長沙の学校はこの日曜日は臨時登校日となった。平和堂の周りはデモが起った場合にすぐ排除するよう警察が張り付いた。長沙をみる限り、反日の芽は摘み取るように共産党が動いている。

平和堂は街の真ん中になんと28階建(滋賀県の店舗からは想像できない)。シャネルなどのブランド(もちろん偽ではない)が入る市内最大の高級百 貨店。日本人店員と、日本で教育を受けた幹部職員を中心にサービスがよく、ここでは本物を安心して買い物ができると言うことで連日非常ににぎわっていて、 平和堂の紙袋はステータス、大切なプレゼントを買う時は平和堂で、だそうである。

ホンマかいな。あまり褒めすぎていると眉唾だが、多くの人がブログなどで書いている(と言うか、あの平和堂と思えないという内容が...)ので信じてよいだろう。

長沙は観光地としてはマイナーだが、長沙市内だけで人口は650万人(湖南省は6300万人、長沙は湖南省の省都)。滋賀県は全部で人口120万人しかいない。平和堂さんには外でガッポリ儲けてもらって、滋賀県に利益を還元してもらいたい。


参考サイト
平和堂 東塔店開店のお知らせ

http://yuuhin.blog87.fc2.com/blog-entry-75.html


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