2011年1月アーカイブ

JMと仕事の電話をしながらyahooなどのニュースを斜め読みしていると、自分もJMも知っている人が、暴行事件で逮捕されたというニュースが目に入った。"知人"ではなく、"知っている人"と変な書き方をしたのは、二人とも彼のことを知っているが、彼は僕たちのことを知らないからだ。
非常に個性の有る人だったので、一度も話したことすらないのに記憶に残っていたのだ。知ったのは大学時代だから10年以上前なのに。

【有名人は出会った人全てを覚えることは出来ないが、出会った人は彼を忘れることは出来ない。】


そのニュースのタイトルには彼の氏名は出ていなかったのだが、その肩書きで彼のことだとすぐに分かった。
「***の第一人者、女子大生を殴り逮捕」というタイトルだったのだ。思わずアッと声を上げた。
「***の第一人者ってO君でしょ」と言ってそのニュースを読むとまさしくO君の氏名が出ていたからだ。


【有名人はその名前で有名になるのではない、その行いで有名になる】


彼の***好きは有名だった。彼は高校を卒業後***の生まれたイギリスに行き、帰国・大学入学後に劇団を立ち上げた。彼の舞台が***の影響を受けたものであるのかは、僕には分からない。だが、その劇団とは関係ないのかもしれないが、彼は***好きであるということを公言し続けていたので誰もが知っていた。

その後、彼は***についての知識も増え、***について日本で最も詳しい人物となった(らしい)。
大学を出た後、僕は上京した。ある日、朝日新聞で彼が書いた映画についての評論を見かけたとき、そしてとうとう徹子の部屋に出たと聞いたときには驚いた。現在彼は日本***協会長らしい(まだ35歳)。


【何事も継続が重要だ。最初から大家な人は居ない。】


ところで当時から***が好きだということだけで彼のことを覚えていたのではない。その個性が濃かったからだ。彼の自己紹介を聞いた人は、彼のことを忘れられなくなる。
「頭から放電(又は、磁気が出ている?)しているために、スイッチを押さずに電気を付けることが出来ます、クレジットカードのデータが消えてしまう」とか、「労働者階級の家庭に生まれた」「小さい頃に雷に打たれた」「高校を出て缶詰工場で労働して貯めたお金でイギリス放浪」「数日間眠らないで起き続ける」「視力は3.0」などだ。


【個性的な人物とは、多数派の者とは異なる点を多く持つ者のことである】


彼のことを思い出しながらニュースを読んだ。容疑は一年前、自分の家に来た、劇団に所属する女子大生を殴ったというもので、本人は認めているということだが、何かが釈然としない。
なぜ一年前の件で今になって逮捕されたのだろうか。彼は逃亡をしていたわけではない。
立件に一年も必要な事件とも思えないし、彼が否認し続けていたものでもない(そもそも逮捕するかどうかには関係がないか)。

たしかに人を殴ったら暴行には違いないのだが...


【有名人は些細なことでも事件になるし、些細な事件でも実名で全国で大きく報道される】


JMと電話を切った後も気になって、彼のブログを観てみたが、1日前のエントリは有るし、特に事件を仄めかすものは書かれていなかった。そして翌日。彼のtwitterで「え、何が起こったの?」といった内容の書込みが有った(半日ほどで削除?)。

その後の書込みを観ると彼は普通に生活しているようで一安心したのだが、それを読むと逆に、彼の逮捕を報じるあの新聞記事はいったいなんだったのだろうかという疑問が残る。

一度知れ渡った情報は消すことは出来ない。しかも知っている人がやった事は忘れにくい。
「見知らぬ酔っ払いが裸になって騒いだ」ことはすぐ忘れる(そもそもニュースにならない)が、草薙君がやると警察が捕まえるし、何日間も報道される。


【一般人は、よく知らないことを知らないままに批難だけをする】


JMの他にkyoなどともこのニュースについて話したが、「O君も災難だったな」で話は終わった。少しでも本人のことを知っている人ならば、この事件の大きさと、その扱われ方について思うことが有るのだろう。

彼を無条件に弁護するわけではないのだが、今回の新聞記事を読んで、自分の味方となってくれる知り合いは多い方が良いなと思った。いつ何時、どんな災難に襲われるか分からない。どんなデマを流されるか、事実を曲解又は誇張して伝えられるか分からない。

昨日の大河ドラマで、信長が浅井久政と長政のドクロで酒を飲む話(信長の本意とは異なる内容で伝聞されるが、本人は否定できなかった)が出てきたときもそう思った。


/ / /
Now


free counters