誰が来るのかも聞かされないまま行くと、遅刻したせいもあって、
”若い女の子と一緒の方が良いでしょ”というすごい理由で端の席をあてがわれる。
いや、まぁ確かに嬉しいけど...
なんとこの女の子達、パーティ目当てで来たのではなく、店に来たら貸切営業だったが、パーティに参加するんだったら入って良いよと言われ加わったという...あいかわらずこの店無茶するなぁ(笑。
これを極め続ければどんどん面白い店になるだろう。
パッカー宿みたい...
この日は旅人”オバqさん”の写真展の打ち上げだったのだが、この人がなかなか魅力のある人で良かった。謙遜し周りを気遣いながらも自分の好きなこと(旅)をし、周りに慕われていた。今回は闘病生活を押してのイベントだったようだが、楽しんでおられたようだ。
写真もイエメンやエチオピア、ナミビアなどマニア垂涎の地の他にも、ヨーロッパ、南米、チベットなどなかなか良いセレクション。「今週末からはブータン・ネパール・インドを周るんです」と平然と言われ、本気でうらやましい...たぶん年齢は60代後半だと思うのだが、好奇心の塊と言った感じだった。
(僕のロシア横断車の旅についても的確な質問、嬉しい。聞けば前回は麗江からチベットに車で旅をしたという。何てうらやましい。旅人の趣向というのはどうして似るのだろう...)
おばqさんの旅仲間にどういう繋がりかなのかと尋ねると、JTBの「シルクロード横断55日間バスの旅」で知り合ったという。 このツアーはかなり有名で(人数限定の特殊ツアーだが)、僕も何度もこれまでパンフレットを見て憧れていた。
あぁなるほど、こういう人達が参加するのか...と納得した。
このツアーに参加した人達は、優秀な添乗員の虜(?)となり、その後も交流を続けており、旅にもよく一緒に行くという。
旅の交流を日常にも取り入れている、僕の理想を具現化しているという点で非常に興味深い。
今週も鹿児島に自転車乗りに行かねばと思っていたが、特典航空券の枠が無く行けず。
今週末も来週の連休も鹿児島行の無料航空券枠空いて無いし...欲求不満。
白いワゴン車に乗せられる。
建物などを消毒をしている人達は置いたまま、出発。
運転手と助手席に一人、後部にはベット。横には看護婦さん(白い服を着ていたが看護婦ではないのかもしれない)と男の人。救急隊員ではなく、病院か保健所の職員っぽい。
体調は悪くなく、ベットに横になるのもなんだか変で、移動中はおとなしく座っている。
白い車に、マスクもして帽子もかぶっている白衣の人達に囲まれ、奇妙な風景。護送中のこの車を、信号待ちか何かの時に覗き込んだ人がもし居れば、ぎょっとしただろう。
何年か前に白衣の宗教が話題になった際は、自分はまずこの時の様子を思い出した。(パナウェーブ研究所。スカラー波から守るために全身を白で包んでいた人達のことです。誰も覚えてないか。まぁどうでも良いが)
車は淀川沿いに走り、長柄橋を渡って大阪の都心方面に。
どこに行くのかという問いに「大阪市総合医療センター」と答えられる。
http://
「安心してください」って言われるが、そんなこと言われると余計に不安になるがな。
(と書きつつも、この時点では思いっきり余裕をかましてた)
病院の救急用入り口には、担架が用意され、例によって例の如く、マスクや手袋をして待ち構えていた人達に仰々しく迎えられる。「まぁまぁご丁寧に。楽にしてよいよ」と口に出す雰囲気ではなく、ここからは担架に乗せられて病室に運ばれる。歩けるんだが...
廊下からエレベーター。どこをどう運ばれたのか覚えていない。
担架に乗せられ、天井を見ていた。
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たぶんつづく。
ツアーの参加者は250人くらい、8~9割は韓国人、その他は外国人諸々。バス8台に分乗。
自分達の乗ったバスは日本人10人(自分達とは別に2名)、フィンランド人2人、その他は韓国人30人程度。そこにツアー会社スタッフと、日本語ガイドが1人。北朝鮮領内では北朝鮮側ガイドが3人つく。
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ツアーを主催するのは現代(ヒュンダイ)。開城(ケソン)工業地帯の開発を一手に引き受けている。北朝鮮との垣根を低くしたい現代財閥と、少しでも外貨を得たい北朝鮮の意向が一致してこのツアーは始まったようだ。
韓国側国境は、(たぶん)現代グループが資金を提供して建てられた、豪華施設。
出入国管理は政府が行うものであるという思い込みが有るので驚く。半官半民という点で、日本で言ういわゆる第3セクター。いや公企業という意味で第1セクターか。
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出国ではなく、出境という表記になっている。
北朝鮮に敵対する国の人は北朝鮮に入れないのではと、ガイドに聞いたのだが「それは無い」と即答された。平壌に空路・又は丹東から鉄道で入国する場合とは異なり、ここ(開城)にツアーで入る場合は、厳密には北朝鮮に入国という形をとらないようだ。ガイドが言う「韓国に入国できる人は誰でもこのツアーに参加し、越境することが出来る」というのは間違っていないようだ。
ここから出境する人は必ずまたここに戻ってくるはずであり、今回の出国も「一時出境」の扱い。自分は前日にプサン港で韓国に入国したのだが、その韓国に入国した状態は今回の一時出境後も続いている。だから北朝鮮に一時出境しても、韓国の滞在許可日数は延長されない。韓国政府の見解は「韓国の実行支配地からは離れるが、韓国から出国したのではない」という扱いのようだ。(実際にツアーの韓国人はパスポートを持参していない。IDカードを使用している)
中国返還前の香港に、人民共和国籍の者が香港に入境するのと似ている。
韓国からすれば、開城は北朝鮮が不法に実効支配しているのであり、相手の領土と認めることは出来ない。よって今回の渡航(韓国政府からすれば、自らの支配地を離れる”出境”)は査証無しで行うのが原則であり、自分も北朝鮮からの査証の発行は受けていないこととも辻褄が合う。査証を受けることは相手政府の法的支配を認めることになるという点で、北方四島へは査証無し渡航しか認めない日本政府の現状とも似ている。
観光・ビジネスという目的で、本来は敵対国の国民が入境しているという点では、台湾人がマカオから広東省の珠海へなだれ込んでいることや、金門島とアモイの交流と同じ現象であろう。
「まだまだ開けられた穴は小さいが、この流れは止めることが出来ない」とここに書きたいのだが、現状はまだまだだ。(キタの)為政者の思いつきでこの穴は閉じられる可能性が有る。この穴を大きくさせなければならない。
旅(交流)は平和を創る。
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という複雑な事情で、今回の出境中のみ有効のIDカードを一人づつ受け取る。ここには顔写真と氏名、予め伝えておいた会社名と役職が書かれている。
某報道通信社のWさんは「主婦」で、カメラマンのYさんは親の経営する会社名が書かれている。自分は会社名をそのまま「"賢い消費者"代表」となっていた。なんのこっちゃ。
自由に観光できない理由は、外国人に(=海外に)知られては困る国内事情が有るからであり、もう一つは、一般国民に知られては困る海外事情が有るからだ(と言われている)。
海外との接触を拒むことで、短期的には国内体制の安定化を図ることが可能なようだ。しかし海外の良い所を取り入れることは出来ないことは、経済・文化・政治あらゆる面で悪い影響を及ぼす。数十年にわたるこの政策で、北朝鮮は今、極度の....
という状態の北朝鮮に、先週、足を踏み入れた。わずか半日。
目的は"観光"だ。
どこにでも居る普通の日本人がこの国に行くには”観光”で行くのが一番簡単だ。
多くの人が誤解していることが有る。北朝鮮は"自由に外国人が行動する"ことは非常に嫌がるが、観光で訪朝することは歓迎しているのだ。お金を払うことでほぼ誰でも入国査証を得ることは出来るし、(これが一番厄介なことでは有るが)入国した後は常時手厚い接遇を受けることが(要らなくても)出来る。海外旅行に付き物の犯罪に巻き込まれる可能性はゼロだ。 (別の危険がある可能性が有るが...)
観光は外貨を得る一番手っ取り早い方法だ。平和な発展途上国の多くは、観光が重要な産業になっている。不景気の日本も観光を一大輸出産業にしようと力を入れている。先月は新しい省庁である観光庁が発足したばかりだ。経済が止まり、ろくな輸出品の無い北朝鮮がこの事に気づかないわけが無い。
また北朝鮮にとって観光は「偉大なる北朝鮮」を海外にアピールする絶好のチャンスだ。まぁはっきり言って多くの日本人にとっては、逆の意味で興味深い点では有るが、海外情勢を知らない一般の北朝鮮人にとってこれは自然なことだ。
今回、自分は韓国の旅行会社のパックツアーに参加して、北朝鮮に行った。
間違いではない。「韓国の旅行会社のパックツアー」なのだ。
北朝鮮と敵対している韓国から、北朝鮮に行けるのだ。
北緯38度線で両軍は睨み合っているのに、朝鮮戦争から40年たった今もまだ終戦はしておらず休戦状態であるのに、ミサイルの照準は互いの首都に狙いを定めているのに、スパイが頻繁に活動しているのに、and more、しかし、観光バスで韓国から北朝鮮に行けるのである。
常識人で物事を一面でしか見ない人には理解出来ないことの筈だ。
だがしかし、韓国と北朝鮮、人民中国と民主台湾、自由の国アメリカと帝国ロシア、世の中には、仲が悪いように見えて、いや実際に仲は悪いのだが、実は惹かれあっているんじゃないのかという関係の国も有るのだ (国だけでなく人間関係にもあると思う)。
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今回の旅は短い、本当に短い期間だったのだが、非常に興味深い事がたくさん有る。
百聞は一見にしかず。何を見ても新鮮で、色々なことを思った。目新しいことは少なかったのだが...
うまく文章にまとめることが出来ればよいのだが。
北朝鮮へ日本人が陸路で、それも38度線を越えて行けるのだということが立証出来た。
それもビザ無し渡航。パスポートにも非常にレアなスタンプを入手。
将軍様のご容態だけが心配だった。
いきなり亡くなられると、僕達の命も危ないので。
いや、本当に。本当にずっと心配だった。
何か起これば、あらゆる方面から非難されるんだろうなぁと。
あまりにも充実していて、いろいろと書きたいことも有るのだけど
とりあえず簡単に報告まで。
日曜日にpaxiのパーティで、初対面の人に「北朝鮮から今日ここに来たんですよー」と言ったが、信じてもらえんかった(笑)。
つまらんギャグだと思われてるんだろうなぁ。
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金曜日
03:00 眠らないように仕事場で簡単な仕事などを。
05:30 千葉中央からバス
07:30 羽田~福岡 JAL
09:10 福岡空港で、復路の航空券予約発券(コンチネンタル航空)
10:00 地下鉄で博多駅へ。到着後駅前のブックオフ。
10:30 バスで博多港へ。
11:00 フェリーチェックイン/出国手続き
12:00 博多港~プサン港 カメリア号
18:00 韓国入国手続き、バスでプサン駅。ロッテリア。
18:25 プサン~東テグ/KTX(新幹線)
21:30 テグ~テジョン/ムグンファ号
0:30 テジョン~天安/ムグンファ号
土曜日
02:30 天安駅近くのネットカフェ
03:30 天安~ソウル/ムグンファ号
04:20 ソウル駅~光華門/徒歩約2km
05:30 ツアー参加者と合流
06:15 バスにてDNZ、非武装地帯へ
07:30 韓国出国手続きなど
09:00 38度線国境をバスで越境
09:30 北朝鮮入国手続
10:30 開城工業地帯を車窓から見学
12:00 滝を見学/移動中の車窓が面白い
13:00 開城の迎賓閣(統一楼)で豪華昼食
14:00 ハリボテの街を見学/移動中の車窓が面白い
15:00 寺などを見学/移動中の車窓が面白い
15:30 みやげ物や。絵葉書を書く。届くのかな?
17:00 北朝鮮出国手続き
17:30 韓国入国手続き
19:30 新村で解散
19:45 デジカルビ・サムギョウプサル大宴会
21:30 居酒屋で二次会
22:30 大元旅館へ荒井夫妻、クラッシャーさんと移動
23:30 ROKIさんと偶然出会う。なぜ韓国に!!?
日曜日
01:00 ようやく眠る。
05:30 タクシーでソウル駅。韓朝食。
06:25 ソウル~プサン駅/KTX
09:45 プサン駅~金海空港/リムジンバス
11:00 プサン~成田/NW006便
13:30 成田着、yuminと会う。
14:00 荒井夫妻と合流、たこ焼き。
15:00 成田空港~経堂/京成&JR
18:00 「パクパクパクチー」出版記念パーティ
22:30 経堂~千葉/列車
月曜日
00:30 千葉到着、仕事場でメールチェックなど。
04:00 家に帰り寝る
11:00~ 仕事。メール溜まっていてうんざり。
知人が2人、偶然同時に本を出版。
どちらも18日にパーティをするとの事だが、既に別件を入れており参加できない。
(おくださんの方は25日の大阪の方に参加)
ぱくぱく!パクチー―悪魔的においしい食べ方・育て方and MORE! (佐谷恭著)
やっぱり旅はやめられない2―中国編 (おくだかおり著)
(中国編はまだamazonで販売されていなかった)
佐谷の初めての本がまさか料理レシピ本になるとは...
9000部というのがどれくらいなのか分からないが、近くの書店(千葉)でも平積みで3冊置かれていたので驚く。自分もほんの少し参加しているので、思わず買ってしまった。出資者特典(?)でもらえるのだが...
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18日(今週末の土日)は"キタ"の方に有る街に行く。
初めての場所に行くときは、どんな旅になるかやはり気になる。
ノーベル賞に日本人4人受賞。
日本人ということでメディアも詳しく紹介してくれている。
(残念ながら自分は知識を持ち合わせていないので、業績は理解できないのだが)
今回の受賞者達も、前回の田中氏ほどではないが、"人の良いおじさんっぷり”が喧伝されている。研究内容が専門的すぎて、一般人に理解出来ないからだというのは分かるのだが...
興味を持ったのは「評価を得るのに時間がかかること」 と、
「(たぶん)興味の有る人以外にはすごさが分からないこと」 だ。
と云う事は、受賞出来ずに「人の良いおじさん」で終わる"すごい人"も世の中にはたくさん居る訳で。もしかしたら身近な所で、ノーベル賞級のスゴイヒトも居るのかもしれない。
スゴイヒトになる条件は(=能力を得るのに必要な条件は)、
好きなことをやり続けることであり、生まれたときから持つ才能ではない。
エジソンも同じようなことを言っているが、僕の考えは少し違う。
"努力する”というよりは"楽しむ"ことの方が重要だと思う。
...ということで、スゴイヒトになりそうな知人、
つまり、好きなことをやってる人をこれから応援していきたい。
(で将来、彼らが大物になった暁には 「こいつは昔は変な奴だった」とマスコミに話したい)
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●JMは南部氏と同じ、藤島高校-京大-大学院、と同じ経歴。
彼が賢いのはたぶん多くの人が認めている。何か
大きなことを考えて、どかんと金持ちになってくれないだろうか。
●H成もどうなるか分からないという意味で期待。素質も有るだろうし。
●どてもこれから好きなことをするという意味では面白い。
●K谷もみんなの期待を裏切らず(?)、研究生活に浸ってる。
●あぁイセユウジも好きなことをしてる、"楽しんでいる"限りスゴクなっていく。
●もちろん言うまでも無くS谷も。目標は平和賞?
あきらめなければ、ここはすごいことになるはず。
あぁ書き始めたら止まらない、他にも次々出てくる...
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「彼はXXXが出来ない」と批難するよりも、「彼はすごい」と誉める方が良い。
伸びる人の邪魔をしてはならない。彼らをあきらめさせてはならない。
(悪い点が気になる人は、文句を言うのではなく、接しなければよい)
足を引っ張るのではなく、みんなで一緒にスゴイヒトになった方が楽しいじゃないか。
(うーん、でも何だかノーベル賞とは違うなぁ...
スゴイヒトになるのは確実なのだが...)
午前の便で鹿児島空港。さらにバスで1時間、昼過ぎに川内駅到着。
2ヶ月ぶりに自転車と再会...鍵を間違えて持ってきたことに気付く。
柱にくくり付けてあるので自転車を動かすことができず、自転車屋に来てもらう。切断+出張費1000円。ついでに店まで行き、2ヶ月間のサビを落とし、空気を入れてもらい出発。
駅前にふらっと入った食堂で昼食。
刺身盛り合わせと、鯛の塩焼き1匹、貝汁の定食で750円。
海に近い田舎は良い。

自転車道が整備されており快適。田圃の中や、松林をぐんぐん進む自転車道を走っている時、この自転車道もしや廃線跡では、と気付く。ジャイアンの家のような小さな雑貨屋で「しろくま」を買った時に聞いてみると予想通り「南薩鉄道」の跡だという。
その後は走るのが楽しくなるが、出発が遅かったため1日目の走行距離60kmほど。天気は曇りがちで暑くは無く、自転車にはありがたかった。
吹上温泉にて泊。何年も昔にドライブに吹上浜に来た時は、海に近いバンガローだったが、今回は山間の温泉宿。
元は湯治する人が多かったようで、宿では食事をだしていないということで、素泊まり。
3800円で新築の6畳間が2部屋。贅沢。清潔で問題無し。
西郷隆盛も維新後にここに来て、4ヶ月滞在したという。なんてのどかな時代だ。現代の大臣が冬の間ずっと温泉で仕事したら、思いっきり非難されるだろう・・・
近くのスーパーで買って来た食材で夕食。鶏は刺身やたたきが一般的のようでいろんな部位が売っている。面白くて買いすぎた。鶏の刺身、きびなごの刺身、さつまあげを肴に、焼酎。
温泉の後に酒で、疲れていることも有り早く眠る。9月28日(日)
大雨。朝10時過ぎまで温泉で休むが、雨が止む気配なし。
合羽を買って、自転車旅を再開すると、しばらくして雨は上がった。
吹上浜は人影全く無し。
加世田から坊津を目指すことにして山越え。標高500m以上まで上る。信じられんつらさ。坊津を経由せずに国道を枕崎に抜けることも出来たが、ここまで来て坊津に行かねば後悔しただろう。
坊津は何も無かった...日本三津として栄えた湊の面影はじっくり探さないと気付かない。
中国からたどり着いた鑑真はどう思ったのだろうか。
疲れ果てて道端でおにぎりを食べていると、おばあさん話しかけてくる。日本語とは思えないほど言葉が違い、全く理解できない。アクセントは日本の田舎のまさしくそれなのだが。単語からして違う。こっちが言う事は理解出来るようで、話した内容に言葉を返してくれるのだが、それも何を言っているのかが分からない...
その後も数十mの高さの坂を何個も越え、枕崎に17時着。下り坂は一瞬だった。
目標の指宿まではたどり着けず。適当な大きさの駅(自転車置き場が有る駅)を探して数時間。開聞駅に到着したのは20時。真っ暗だった。
この旅で千葉を出てから初めて、(頭につける)ヘッドライトを使用。それくらい真っ暗で。道を踏み外して南シナ海の藻屑となるわけには行かないので。
自転車を柱に括り付けていると、駅のベンチに小さなバックパックが置いてあることに気付く。開聞駅は無人、ホームが一面あるだけの小さな駅。不思議に思い眺めていると、暗闇の中から男の人が姿を現した。
あわてて会釈をすると、相手の方から話しかけてきてくれた。
北海道から徒歩で日本縦断してきて2ヶ月、前日に九州最南端の佐多岬にたどり着き、今日はとりあえず開聞岳に登ろうと来てみたが夜になったので、今日はこの駅のホームで寝るという。
あまりにも唐突な話に驚きつつも、こっちもまぁ良く似た事をしている身分。
列車が来るまでの1時間、旅話をして時間を過ごす。
向こうは、僕が週末に飛行機に乗ってやって来ていることに驚いていたが...
いや、あなたには負けます。
ここに書くには少し憚れる、なかなかの変人ぶり。
こういう出会いが有るので旅は止められない。
9月29日(月)
深夜12時過ぎ、鹿児島に到着。ネットカフェで過ごし、朝のフライトで東京に戻る。
いつものことだが、何事も無かったように月曜日の仕事は始まる。
"おいちゃん"と”はいじ”の結婚披露宴に。2次会と3次会に参加。
招待された時から 「一張羅でお越しください」(盛装ではなく)となっていて(笑)、これを見た時点で、今回誰がプロデュースしているのかが分かった。
明治通りのレストランへ、期待して出向く。
新郎・新婦とも知っているので、参加者のほとんどが知っている人。
半年~2年ぶりくらいに会う人がたくさん。それぞれの近況などを聞く。
二人の性格からか、企画者が気を利かしてうまくまわしているのか、参加者は数十人居たが、グループに分かれることなく多くの人と話が出来た。
新郎新婦も高砂席(?)に居座るのでなく、みんなの中に入り会話を楽しんでいたので、アットホームな雰囲気で参加者全員楽しんでいたと思う。
3次会はその時の流れで。地下に有るメキシコ料理店へ。
以前も知人のパーティで来たことの有る店で、料理が良かった。二人は新婚だとマリアッチ(メキシコの楽団)に言った途端、ギターが「葬送行進曲」を弾くノリの良さ。
おいちゃんがどてにもてあそばれている。
はいじの高校の同級生が何人か。
この人達を見るだけで、良い雰囲気の高校だったのが分かる。
話をしてみても、非常に人当たりが良い。
みんなバラバラの性格っぽいが、まとまっていると言うか。
いや、まとまってないのかも知れないが、個性を尊重しあってると言うか。
帰国子女が6割ということでやはりそう(互いを尊重する)なるのだろうか。自分の通ってた高校もまぁそうなのだが、その良い部分だけをもっと大きくしたような感じで羨ましい。
二人は周り(世間?)に結構気を使いながらも、自分の好きなことを楽しむ人なので、これからは楽しいだろう。仕事を頑張りすぎる(本人の意思ではなく、忙しすぎるのが原因のような気もする)のが気になる。
旅行業関係者のみの日なので、あちこちのブースで商談が行われている...はずだが、そうでもない。入場者の半分程は来年入社予定の内定者。独特のスーツ姿が目立つ。この中の何人が3年持つのだろう...
ありきたりのブースは興味が無い。ここに来なくても、ネットや店頭でいくらでも情報が入る分野のブースに限って、金を持っているせいか大きくて立派なブースで目立つ(UA、ANA、JTBとか)。今年のテーマは「Pacific」だそうだが、目立たない。
ロシアのサハ共和国の旅行会社で、資料を手に取り話しかけると、ブース内の席に通される。車で旅したこと、こんな所に行くツアーが有ったら良いなと話しかけると、ヤクーツクでも車をチャーター出来、1台300ドル/日とのこと。思ったより安い。
これなら自分で行きたいなぁと話に乗ると、通訳も出てきて、「来年冬に"シベリアンチャレンジ"というラリーが有る、あなたも参加しないか」と乗ってくる。アムステルダム(オランダ)からヴィリューイスク(ヤクーツク北方)のラリー。川が凍ってしまう冬にしか出来ないこの企画。(道は無いが、冬になるとレナ川が凍結するので、川の上を車で走れるようになる)
日本では発表していないし知られていないが、日本人でも参加してよい、ヨーロッパからではなく、サハ共和国内だけでも良いよとのこと。サハ内の運営はこの会社が請け負っているとのこと・
行きたい.....
誰か他に乗らないだろうか...無理だろうな...2年前(実現しなかった寒い企画)も誰も手を挙げなかったし。
どこか日本の広告会社あたりが企画買ってくれたら良いのだが。
帰りの電車でYさんに「N西さん、ロシアのところでだけ目が輝いてましたね」と言われる。
土曜日、また旅行博に。
sunnyさんと、一年ぶりのおくだかおりさん、かおりさんのチュニジア大使館の知り合いと、昼間からワインの試飲。
イエメンの出展ブース、相変わらずやる気が無い。マルワンさん頑張ってるけど、マルワンさん旅行会社じゃなくて、大学の研究者じゃ...いや別に良いけど。イエメン人がほとんど誰も居ないので、一般人に話しかけてみる。10人でイエメン行く予定だという奇特な人を紹介される。航空券買ってくれるかしら。
イエメン本国から観光省の役人が来ていた。ほとんど一年中世界をまわってるとのこと。向こうは僕のことを「なんとやる気の無い出展者だ」と思っていることだろう。出展者じゃなく、僕も一般来場者なのだが。
夜、イエメン会の食事に入らせてもらう。なかなか濃い人達。
渋谷「小肥羊」(中国火鍋料理)、後に「のうろ ばんさ」(ネパール料理)でチャイ。
フランスから昨日帰ったばかりというXXさんと、沼津の***ちゃん(でも名前忘れた)と、一年ぶりに再会。旅行博をこういう風に、旅人再会イベントとして活用している人ってどれくらいいるんだろう。
岡山県井原市青野で開催の「ぶどうの里マラソン」に参加。
ほとんどの知人は20kmにエントリーしたが、自信が無いので5kmの部に。
タイムは35分。まぁこんなものか。
上り坂では歩いてもそんなにタイムは変わらない、と言われたのを免罪符に坂道では歩く。
それにしても、マラソンなのに坂が多い。高低さも300mも有る。
完走後はぶどうが食べ放題。更にお土産に2kgのぶどう(ピオーネ)。
エントリー料の元はこれだけでとった。
どてちんの実家(ぶどう生産農家)で、知人16人で2泊。
学生合宿のノリ。どこか懐かしい。
延々と飲み続けていたような気がする。いや実際にはそんなに量としては飲んでないはずだが。
部屋割りの際に、参加者の中で自分は年上の部類に入っていることに気づく。
これまで本当に知らなかった。
眠れない人達と深夜に飲んでいる時、「みんな好きなことしてて良いなぁ。うらやましい」と言ったら、すぐに「いや、それはN西さん」と答えられる。そういうものか。
自分は好きなことしてるのか。それは良いことだ。でも、羨ましがられてるのだろうか?
最終日、新幹線で帰る人達を見送ってから、居間でまったり。大勢で騒いでいる空間も良いが、少人数で居る時も、深い話が聴けたりもする。
どてちんの母親が書いた「ぶどう農家成長秘話」(?)を読ませてもらう。原稿用紙でたぶん4枚くらいのだが、推敲を重ねられているのが分かる、内 容が凝縮されうまくまとめられている文章。どて一家の記録なのだがこれで、なぜどてちんがこういう生き方をしているのかが理解できる。すべては必然なの だ。
9月の上旬、仕事中に電話。
X 「XXと申しますが、N西さんにお願いします」
N 「恐れ入りますが、どちらのXXXさんでしょうか」
X 「すいません、個人的な用件ですので...
XXからの電話とN西さんにお伝えください」
N 「私がN西ですが。」
X 「申し訳ありません。ワタクシ、人材スカウトを行っております、 XXXXのXXと申します。実はN西様に興味を持っておられる企業がございまして、一度N西様とお会いするお時間をいただけましたらと思いお電話させていただきました」
N 「はぁ...何かの間違いだと思いますが」(またか...)
X 「保険業界にN西様は興味はございませんか?」
N 「いえ、全く。どこですかそんな酔狂な会社は」
X 「実はAIGスター生命という外資系企業でして、N西様の経験が活かせることの出来る責任の有るお仕事を、」
N 「私の経験ですか??全く活かせられないと思います」
X 「いえ今回のお話に限らず、皆様最初はそうおっしゃいます。逆に、責任の有る立場に居られる方は、転職したいとすぐお答えになることはありません」
N 「どこで私のことをお知りになったのですか?」
X 「実は御社の求人広告を拝見いたしまして、N西様が採用担当者と言うことでしたので、責任の有る立場の方と思いまして」
N (それだけかい!)「すいません、全く興味は有りません」
僕の魅力はこれだけなのか...
この電話から2週間後、その会社は。
http://www.aig.co.jp/news/n2008/080920ads.pdf (PDF)
ラジオは電波が入らない。もちろん携帯電話は使えない。
話し相手は居ないし、何日も日本語を使っていない。
会話の無い世界。単調なエンジンの音だけが続く。
自分の周り100km以上にわたって人が居ない世界。
深い森の大地の中を、砂利道を走り続ける。
キーンという静寂の音と、車のエンジンの音が頭の中でどんどん大きくなっていく。車の中で一人で叫ぶ。
気が狂ってしまわないように音楽をかける。持っているのは、ハバロフスクで買ったAvril Lavigneのカセット1本だけ。聞いたことの無いロシアの音楽でも何でも良いからもっと買っておくべきだった(西側の歌はこれしか売っていなかった)。
音量を思いっきり上げる。現実の音が静寂の音を追い払う。
砂利道であることを無視して、スピードを上げ走り続ける。
アルバイトが多少旅が好きみたいなので、4年前の車での旅の話を先週した。すごく久しぶりにあの時の話をしたような気がする。自分は旅が好きだが、孤独が好きなわけじゃないようだ。誰か話を分かってくれる人が居れば嬉しい。
(北京オリンピックを観ていて気付いたのだが、僕はアテネ五輪を観ていない。ずっと孤独の中に居た)
...他の人の旅行("旅"ではない)にお邪魔させてもらう話はいくつか有るが、いまいちうまくいかない。最近ずっとひとりで寂しい。
今週末の、南国にある"地球最後の楽園"に行く計画は、航空券は取れたが現地手配がうまくいかないのと、参加予定者がいまいち興がのらないと言う理由で中止。(と言う事で、今週末全く予定なし)
来週(9/13-15)のぶどうマラソン。みんな新幹線で行くみたい...誰か広島まで飛行機で行く人は居ないだろうか。あと一人居れば"おともでマイル"が使えるから、飛行機代1万円で済むのだが... (空港から福山までのバスを含めても、大幅に早くて安いのだが)
同様に9月末か10月に、沖縄か鹿児島に行く人が居れば、"おともでマイル"が使えてお得なのだが...たまには自転車に乗りに行かなくては。
(現地別行動で。誰か本当に行きませんか~日程時刻は合わせます)
10月18日に"北朝鮮"に行くプランをsunnyさんから聞く。ソウルから38度線を越えて、北朝鮮の開城の街を観光するプラン。日本語が出来る案内員も付けて、現地費用一人当たり3万円強。面白そう。参加者は多いほうが良いみたい。誰か来ないかな...
11月後半にこいちゃん(男)と一緒に、コヤジとハラクミのポーランドの家に遊びに行く計画。せっかくヨーロッパに行くので、レンタカーを借りて1週間ほどドライブしようと思う。他にも行く人は居れば面白そう。僕は自転車でドイツを旅するプランを提案したのだがボツになる。まぁ秋の東欧ドライブも面白いだろう。
なんか最近良く会っている様な気のする、まにやな人達と食事。
今回は夜景の見えるレストラン。
キリンさんいつも提供ありがとう!
あなたに逃げられると僕の生活は崩壊します。
本来は「料理はお任せのコース」なのだが、以前食べて美味しかった料理をもう一度食べたいと予約の際に店に伝える。正確な料理名が分からなかったのだが、ちゃんと対応してくれていた。(もちろんアラカルトでオーダーできる店だが、今回はコースの招待券だったので)
日本語では「白身魚のワイン蒸し」でしかないのだが、プロが創ったというのが分かる味。ネットで検索するとたくさんヒットするのだが、どれも今日食べたものとは違う。似てはいるが。卵黄を使うというがポイントのようだが...
ギャルソンの対応に感心する。こちらから話しかけないと放置気味だったのだが...。離れた席にいる外人達に負けないように騒いでいたからだろうか(笑)。
料理の知識だけでなく、フランスのことなども把握していないと出来ない対応だった。ギャルソンは接客であって調理しているわけでないが、ちゃんと勉強していることが分かったので。客側にも知識が有ればもっと楽しめる、例えばメニューに無い調理法にも対応してもらえること。いや、わがままを伝えるのでなく、その店の得意とするものを知り、旬なども考慮して注文するともっと良くなると言うか。
&ワインのことなど勉強してる人が多く、感心する。
自分もそういう年齢になったんだなぁ...知識が有ると確かに得をする。
一緒に行った人達が、美味しそうに食べるのが気持ち良かった。
その対応(美味しそうにいただく)も大人の対応なんだなぁ...と。
