2008年10月アーカイブ

非常に良く知られていることだが、北朝鮮国内を外国人が自由に観光することは出来ない。
自由に観光できない理由は、外国人に(=海外に)知られては困る国内事情が有るからであり、もう一つは、一般国民に知られては困る海外事情が有るからだ(と言われている)。

海外との接触を拒むことで、短期的には国内体制の安定化を図ることが可能なようだ。しかし海外の良い所を取り入れることは出来ないことは、経済・文化・政治あらゆる面で悪い影響を及ぼす。数十年にわたるこの政策で、北朝鮮は今、極度の....


という状態の北朝鮮に、先週、足を踏み入れた。わずか半日。
目的は"観光"だ。

どこにでも居る普通の日本人がこの国に行くには”観光”で行くのが一番簡単だ。

多くの人が誤解していることが有る。北朝鮮は"自由に外国人が行動する"ことは非常に嫌がるが、観光で訪朝することは歓迎しているのだ。お金を払うことでほぼ誰でも入国査証を得ることは出来るし、(これが一番厄介なことでは有るが)入国した後は常時手厚い接遇を受けることが(要らなくても)出来る。海外旅行に付き物の犯罪に巻き込まれる可能性はゼロだ。 (別の危険がある可能性が有るが...)

観光は外貨を得る一番手っ取り早い方法だ。平和な発展途上国の多くは、観光が重要な産業になっている。不景気の日本も観光を一大輸出産業にしようと力を入れている。先月は新しい省庁である観光庁が発足したばかりだ。経済が止まり、ろくな輸出品の無い北朝鮮がこの事に気づかないわけが無い。


また北朝鮮にとって観光は「偉大なる北朝鮮」を海外にアピールする絶好のチャンスだ。まぁはっきり言って多くの日本人にとっては、逆の意味で興味深い点では有るが、海外情勢を知らない一般の北朝鮮人にとってこれは自然なことだ。

今回、自分は韓国の旅行会社のパックツアーに参加して、北朝鮮に行った。
間違いではない。「韓国の旅行会社のパックツアー」なのだ。
北朝鮮と敵対している韓国から、北朝鮮に行けるのだ。

北緯38度線で両軍は睨み合っているのに、朝鮮戦争から40年たった今もまだ終戦はしておらず休戦状態であるのに、ミサイルの照準は互いの首都に狙いを定めているのに、スパイが頻繁に活動しているのに、and more、しかし、観光バスで韓国から北朝鮮に行けるのである。

常識人で物事を一面でしか見ない人には理解出来ないことの筈だ。
だがしかし、韓国と北朝鮮、人民中国と民主台湾、自由の国アメリカと帝国ロシア、世の中には、仲が悪いように見えて、いや実際に仲は悪いのだが、実は惹かれあっているんじゃないのかという関係の国も有るのだ (国だけでなく人間関係にもあると思う)。


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今回の旅は短い、本当に短い期間だったのだが、非常に興味深い事がたくさん有る。
百聞は一見にしかず。何を見ても新鮮で、色々なことを思った。目新しいことは少なかったのだが...

うまく文章にまとめることが出来ればよいのだが。
週末だけで韓国と北朝鮮まで行って、戻ってきた。
北朝鮮へ日本人が陸路で、それも38度線を越えて行けるのだということが立証出来た。
それもビザ無し渡航。パスポートにも非常にレアなスタンプを入手。

将軍様のご容態だけが心配だった。
いきなり亡くなられると、僕達の命も危ないので。
いや、本当に。本当にずっと心配だった。
何か起これば、あらゆる方面から非難されるんだろうなぁと。

あまりにも充実していて、いろいろと書きたいことも有るのだけど
とりあえず簡単に報告まで。

日曜日にpaxiのパーティで、初対面の人に「北朝鮮から今日ここに来たんですよー」と言ったが、信じてもらえんかった(笑)。
つまらんギャグだと思われてるんだろうなぁ。

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金曜日
03:00 眠らないように仕事場で簡単な仕事などを。
05:30 千葉中央からバス
07:30 羽田~福岡 JAL
09:10 福岡空港で、復路の航空券予約発券(コンチネンタル航空)
10:00 地下鉄で博多駅へ。到着後駅前のブックオフ。
10:30 バスで博多港へ。
11:00 フェリーチェックイン/出国手続き
12:00 博多港~プサン港 カメリア号
18:00 韓国入国手続き、バスでプサン駅。ロッテリア。
18:25 プサン~東テグ/KTX(新幹線)
21:30 テグ~テジョン/ムグンファ号
0:30 テジョン~天安/ムグンファ号

土曜日
02:30 天安駅近くのネットカフェ
03:30 天安~ソウル/ムグンファ号
04:20 ソウル駅~光華門/徒歩約2km
05:30 ツアー参加者と合流
06:15 バスにてDNZ、非武装地帯へ
07:30 韓国出国手続きなど
09:00 38度線国境をバスで越境
09:30 北朝鮮入国手続
10:30 開城工業地帯を車窓から見学
12:00 滝を見学/移動中の車窓が面白い
13:00 開城の迎賓閣(統一楼)で豪華昼食
14:00 ハリボテの街を見学/移動中の車窓が面白い
15:00 寺などを見学/移動中の車窓が面白い
15:30 みやげ物や。絵葉書を書く。届くのかな?
17:00 北朝鮮出国手続き
17:30 韓国入国手続き
19:30 新村で解散
19:45 デジカルビ・サムギョウプサル大宴会
21:30 居酒屋で二次会
22:30 大元旅館へ荒井夫妻、クラッシャーさんと移動
23:30 ROKIさんと偶然出会う。なぜ韓国に!!?

日曜日
01:00 ようやく眠る。
05:30 タクシーでソウル駅。韓朝食。
06:25 ソウル~プサン駅/KTX
09:45 プサン駅~金海空港/リムジンバス
11:00 プサン~成田/NW006便
13:30 成田着、yuminと会う。
14:00 荒井夫妻と合流、たこ焼き。
15:00 成田空港~経堂/京成&JR
18:00 「パクパクパクチー」出版記念パーティ
22:30 経堂~千葉/列車

月曜日
00:30 千葉到着、仕事場でメールチェックなど。
04:00 家に帰り寝る
11:00~ 仕事。メール溜まっていてうんざり。

知人が2人、偶然同時に本を出版。
どちらも18日にパーティをするとの事だが、既に別件を入れており参加できない。

(おくださんの方は25日の大阪の方に参加)

 

ぱくぱく!パクチー―悪魔的においしい食べ方・育て方and MORE! (佐谷恭著)

やっぱり旅はやめられない2―中国編 (おくだかおり著)

(中国編はまだamazonで販売されていなかった)

   

佐谷の初めての本がまさか料理レシピ本になるとは...

9000部というのがどれくらいなのか分からないが、近くの書店(千葉)でも平積みで3冊置かれていたので驚く。自分もほんの少し参加しているので、思わず買ってしまった。出資者特典(?)でもらえるのだが...

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18日(今週末の土日)は"キタ"の方に有る街に行く。

初めての場所に行くときは、どんな旅になるかやはり気になる。

ノーベル賞に日本人4人受賞。
日本人ということでメディアも詳しく紹介してくれている。
(残念ながら自分は知識を持ち合わせていないので、業績は理解できないのだが)


今回の受賞者達も、前回の田中氏ほどではないが、"人の良いおじさんっぷり”が喧伝されている。研究内容が専門的すぎて、一般人に理解出来ないからだというのは分かるのだが...

興味を持ったのは「評価を得るのに時間がかかること」 と、
「(たぶん)興味の有る人以外にはすごさが分からないこと」 だ。

と云う事は、受賞出来ずに「人の良いおじさん」で終わる"すごい人"も世の中にはたくさん居る訳で。もしかしたら身近な所で、ノーベル賞級のスゴイヒトも居るのかもしれない。

スゴイヒトになる条件は(=能力を得るのに必要な条件は)、
好きなことをやり続けることであり、生まれたときから持つ才能ではない。
エジソンも同じようなことを言っているが、僕の考えは少し違う。
"努力する”というよりは"楽しむ"ことの方が重要だと思う。

...ということで、スゴイヒトになりそうな知人、
つまり、好きなことをやってる人をこれから応援していきたい。
(で将来、彼らが大物になった暁には 「こいつは昔は変な奴だった」とマスコミに話したい)

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●JMは南部氏と同じ、藤島高校-京大-大学院、と同じ経歴。
  彼が賢いのはたぶん多くの人が認めている。何か
  大きなことを考えて、どかんと金持ちになってくれないだろうか。
●H成もどうなるか分からないという意味で期待。素質も有るだろうし。
●どてもこれから好きなことをするという意味では面白い。
●K谷もみんなの期待を裏切らず(?)、研究生活に浸ってる。
●あぁイセユウジも好きなことをしてる、"楽しんでいる"限りスゴクなっていく。
●もちろん言うまでも無くS谷も。目標は平和賞?
  あきらめなければ、ここはすごいことになるはず。

あぁ書き始めたら止まらない、他にも次々出てくる...
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「彼はXXXが出来ない」と批難するよりも、「彼はすごい」と誉める方が良い。
伸びる人の邪魔をしてはならない。彼らをあきらめさせてはならない。
(悪い点が気になる人は、文句を言うのではなく、接しなければよい)

足を引っ張るのではなく、みんなで一緒にスゴイヒトになった方が楽しいじゃないか。

(うーん、でも何だかノーベル賞とは違うなぁ...
スゴイヒトになるのは確実なのだが...)

9月27日(土)

午前の便で鹿児島空港。さらにバスで1時間、昼過ぎに川内駅到着。
2ヶ月ぶりに自転車と再会...鍵を間違えて持ってきたことに気付く。
柱にくくり付けてあるので自転車を動かすことができず、自転車屋に来てもらう。切断+出張費1000円。ついでに店まで行き、2ヶ月間のサビを落とし、空気を入れてもらい出発。

駅前にふらっと入った食堂で昼食。
刺身盛り合わせと、鯛の塩焼き1匹、貝汁の定食で750円。
海に近い田舎は良い。



自転車道が整備されており快適。田圃の中や、松林をぐんぐん進む自転車道を走っている時、この自転車道もしや廃線跡では、と気付く。ジャイアンの家のような小さな雑貨屋で「しろくま」を買った時に聞いてみると予想通り「南薩鉄道」の跡だという。

その後は走るのが楽しくなるが、出発が遅かったため1日目の走行距離60kmほど。天気は曇りがちで暑くは無く、自転車にはありがたかった。


吹上温泉にて泊。何年も昔にドライブに吹上浜に来た時は、海に近いバンガローだったが、今回は山間の温泉宿。
元は湯治する人が多かったようで、宿では食事をだしていないということで、素泊まり。
3800円で新築の6畳間が2部屋。贅沢。清潔で問題無し。

西郷隆盛も維新後にここに来て、4ヶ月滞在したという。なんてのどかな時代だ。現代の大臣が冬の間ずっと温泉で仕事したら、思いっきり非難されるだろう・・・


近くのスーパーで買って来た食材で夕食。鶏は刺身やたたきが一般的のようでいろんな部位が売っている。面白くて買いすぎた。鶏の刺身、きびなごの刺身、さつまあげを肴に、焼酎。
温泉の後に酒で、疲れていることも有り早く眠る。


9月28日(日)
大雨。朝10時過ぎまで温泉で休むが、雨が止む気配なし。
合羽を買って、自転車旅を再開すると、しばらくして雨は上がった。
吹上浜は人影全く無し。

加世田から坊津を目指すことにして山越え。標高500m以上まで上る。信じられんつらさ。坊津を経由せずに国道を枕崎に抜けることも出来たが、ここまで来て坊津に行かねば後悔しただろう。

坊津は何も無かった...日本三津として栄えた湊の面影はじっくり探さないと気付かない。
中国からたどり着いた鑑真はどう思ったのだろうか。

疲れ果てて道端でおにぎりを食べていると、おばあさん話しかけてくる。日本語とは思えないほど言葉が違い、全く理解できない。アクセントは日本の田舎のまさしくそれなのだが。単語からして違う。こっちが言う事は理解出来るようで、話した内容に言葉を返してくれるのだが、それも何を言っているのかが分からない...

その後も数十mの高さの坂を何個も越え、枕崎に17時着。下り坂は一瞬だった。

目標の指宿まではたどり着けず。適当な大きさの駅(自転車置き場が有る駅)を探して数時間。開聞駅に到着したのは20時。真っ暗だった。
この旅で千葉を出てから初めて、(頭につける)ヘッドライトを使用。それくらい真っ暗で。道を踏み外して南シナ海の藻屑となるわけには行かないので。

自転車を柱に括り付けていると、駅のベンチに小さなバックパックが置いてあることに気付く。開聞駅は無人、ホームが一面あるだけの小さな駅。不思議に思い眺めていると、暗闇の中から男の人が姿を現した。

あわてて会釈をすると、相手の方から話しかけてきてくれた。
北海道から徒歩で日本縦断してきて2ヶ月、前日に九州最南端の佐多岬にたどり着き、今日はとりあえず開聞岳に登ろうと来てみたが夜になったので、今日はこの駅のホームで寝るという。

あまりにも唐突な話に驚きつつも、こっちもまぁ良く似た事をしている身分。
列車が来るまでの1時間、旅話をして時間を過ごす。
向こうは、僕が週末に飛行機に乗ってやって来ていることに驚いていたが...
いや、あなたには負けます。
ここに書くには少し憚れる、なかなかの変人ぶり。
こういう出会いが有るので旅は止められない。


9月29日(月)

深夜12時過ぎ、鹿児島に到着。ネットカフェで過ごし、朝のフライトで東京に戻る。
いつものことだが、何事も無かったように月曜日の仕事は始まる。