7-四国の最近のブログ記事
3連休(+1日)を利用し、四国東南部をドライブ。やらなければいけない仕事が有ったのでノートパソコンを持って。料理を食べる、温泉に入る、運転するの繰り返し。でもかなりゆっくり出来たように思う。日本の食の豊かさ。
2月10日(土)
高知空港午後着。レンタカーで高知県と徳島県の県境に近い別府峡温泉へ。
温泉宿で遅い昼食。鹿のカルパッチョ。ボタンそば(猪肉の入ったそば)、アメゴ(川魚)の刺身。どれも安くてうまい。そして都会では高くて食べられないちょっと珍しい食べ方。
温泉(でもたしか沸かしている)に入った後に、宿泊する四季美谷温泉まで、真っ暗の山道を2時間程度ドライブ。食事/風呂とも夜9時までとのことで急いで食事。鹿なべ、アメゴの塩焼き。鹿なべは醤油ベースのすき焼き風、アメゴは昼間よりも立派なもの。夜9時までにというのは従業員がそれより遅くなると帰宅できなくなるからか。一番近くの集落までも車で30分程度かかるようだし、真っ暗だし道は狭く、一歩外れると深い谷。この木谷村は6年前未曾有の大雨でかなりの被害を受け今もあちことで復旧工事中。
2月11日(日)
深夜まで仕事をしてたからか寝坊。10時半、フロントからの電話で起こされる。宿の外の河原を10分ほど散歩して出発。
もみじ川温泉で軽く昼食。(昨晩は当初、ここに泊まる予定だった)
あめごの姿寿司。
宿を出て4時間、家が多くなってきたと思ったら日和佐の町に到着。それにしても人が多い、多すぎると思ったが、薬王寺の前を通ったときに理由がわかった。年に一度かの開帳の日だったのだ。連休と最近のお遍路ブームも重なり賑わっている。厄除けで有名な寺で、女厄坂33段、男厄坂42段、男女厄坂61段の階段一段一段に小銭を置きながら参拝客は登っていく。その小銭を踏みながら登る参拝客と、ほうきで小銭を集める寺の人。掃いても掃いてもすぐに小銭が山となっていく。すごい量だ。みんなここに来るときはどれくらい小銭を用意してくるのかと思っていたが、寺の下の接待所に両替所があった。すごいシステムだ。
一円も賽銭は置かなかったが、おみくじをひく。24番−半吉。「雪中梅の花の開くが如し」。梅の花の将に開かんとする時、大雪の降り積もるが如く随分困難の意ありされば、春の日に逢いて云々。あまり良い言葉が書かれていなかったが、あとになって読み返せばなかなか趣の有る蘊蓄。少し励まされる。
寺の上から見た日和佐の城下町、町並みは穏やかで、海がめの産卵で有名な海岸へ行く。真珠貝料理を食べさせるという珍しい食堂に行ってみるも、今日は客があまりにも多く炊飯が追いつかないとのことで、時間が無いのであきらめる。
日和佐からは土佐浜街道を南下。歩き遍路を何組も見かける。薬王寺(23番)から次の最御崎寺(24番)まではお遍路のルートの中でも距離が有るところで、75kmも有る。ほとんどが海沿いの道で歩きやすいのだが大きな町は無く、天候が悪くなったりしたらつらい所だ。歩き遍路はやはり若い人が多い。20‾30代の人がほとんどではないだろうか。
甲浦(阿佐海岸鉄道の終着)駅で休憩。駅前の広場で高校生がバレーボールで遊んでいる。駅の近くに寄宿舎のついた高校があった。家から通学できる範囲に高校が無い地域が多いのだろう。
宍喰の道の駅で食事。大きな海老フライのついた定食。
海岸沿いを1時間以上走り続け、ちょうど暗くなったころ室戸岬到着。岬に最も近い民宿に泊まる。夕食に出た鰹のタタキがうまい。普段tスーパーで食べているのとまったく違う。まさかこのおばさんが、獲れたての鰹で毎日手作りしているわけではあるまい。高知だとどこでもうまいのだろうか。
2月12日(月)
日の出を見る。少し雲が出てその瞬間は見れず。肌寒いが室戸岬の周辺を1時間ほど散策。朝食後に車で最御崎寺と室戸岬灯台へ。歩いて30分ほどで行けるようだが体力が続かず断念。鐘が立派な寺だった。
55号を北上。天気も晴れて快適なドライブ。安田から山道に入り馬路村へ。今回の旅で最も興味が有った所。宿が満員で予約できなかったのだが。
馬路村は「ゆず」で有名な小さな村。村人が出演するCM、素朴な絵柄と独特の文字の広告などのプロモーション、特に名産というほどでもなかった「ゆず」を全国的に知られる特産品に仕立て上げた戦略、「何も無い」を売りに都会人の心をつかみ、逆に村民に誇りを持たせた長期的な視野、どれもなかなか出来るようなものではない。最近は一村一品運動や、いろいろな村おこしがブームになっているが、この馬路村がそのさきがけではないだろうか。のんびりしたいというのも有るが、この成功物語にもひきつけられた。
馬路村温泉で食事。トサジロー定食。トサジロー(鶏の品種)の刺身、ゆずを絞った鶏照り焼きのどんぶりなど。調子に乗ってあめごの塩焼きも。今回の旅は食事にはずれが無い。どれも手頃な価格で満足できる味だ。川の流れを見ながら温泉(ここも1泊目と同じく、無色透明無臭)に入った後は、もちろん「ごっくん(ゆずジューズ)」。
この村でゆずに続く新規企画商品は杉の加工品。木で出来たカジュアルな「かばん」が売られていた。木のかばんだが軽い。なんとMOMAのミュージアムショップから引き合いが来たという。「いやぁ、ニューヨークから連絡が有った時はいたづらかと思っちゃいました」という村役場の人のコメントの載った新聞記事が壁に貼ってあった。
村の売店、お金に余裕があれば、ゆず製品やイノシシ肉など買いたいものが多かったが我慢をして、絵葉書だけを買い、あと特別村民の登録をして出発する。どこか手頃な河原ででも休もうと思っていたが午後になると山の谷間は陽の光が少なく肌寒いので断念、海まで出て眺めの良い公園(大山岬)で休憩。奈半利のスーパーで買ったもので食事。鯨のサシミ、馬刺し。
安芸市で岩崎弥太郎(三菱の創始者)の生家を目指すもたどり着けず。明治時代の立派な時計が付いた富豪農家を見る(こういうの好き)。人が住んでいるので見学せず。
暗くなってしまい、予約してある宿、竜河温泉へ。落ち着いた小さな宿。宿泊者は3組。土曜日、祝前日以外は日本の宿はガラガラだ。温泉も誰も入っていない。ゆっくりと使わせてもらう。食事は春野菜、山菜を中心とした内容。女性を意識して見た目も良い。地酒も飲みゆっくりと休む。
