283欧米人伝記の最近のブログ記事

少女 ミーシャの旅
ホロコーストを逃れて3000マイル
ミーシャ・デフォンスカ/著
亀井よし子/訳
早川書房
1997年11月20日

ベルギーで親子で暮らしていた7歳の女の子。突然両親がナチスに捕まり、路頭に放り出される。自分はユダヤ人で、どうやら追われているという事に気付いた女の子は、一人で親を探す旅に出る。徒歩でドイツに向かうが、両親の生存は絶望的な事に徐々に気付く。
この本を有名にしたのは「狼と一緒に暮らした事」で、この話の権利をディズニーが買った事で世界的に知られるようになる。7歳の女の子が徒歩でドイツ・ポーランド・ウクライナ・ユーゴスラビアをこの時代に旅したと言うことがなかなか信じられないのだが...
「オリンピア~ナチスの森で」
沢木耕太郎
1998年5月31日

ベルリンオリンピックを記録した映画「オリンピア」。監督のレニは戦後ナチスの協力者として批難されながらも、強い意志で生き続けた。彼女はダンサーとして成功を収めたときに映画監督と知り合い女優になる。映画に惹かれ自分で撮るようになった途端「オリンピア」で成功する。戦後映画界から追放されてからも写真家となり、70台でダイビングを習得、水中写真家としても有名になる。
その彼女にベルリンオリンピックの時の状況、真相を語ってもらうために著者はインタビューを試みるが...

当時の"日本人"の活躍が興味深い。
シベリアン・ドリーム
イリーナ パンタエヴァ
講談社

シベリアの地方都市ウラン・ウデで生まれ、旧体制下に暮らしていた女の子が自らの力でチャンスを掴み取り、 東京を経てアメリカに渡り、俳優、モデルになるまでの自伝。みんなと違うことをする時の周りからの反応、シベリアの風景描写が、僕の旅行の時の風景と重なり、良い。