2007年11月アーカイブ

鹿男あをによし」万城目学 幻冬舎
鴨川ホルモー」の次作。今回もばかばかしいファンタジーの世界へ。ホルモーよりは万人向けか。舞台の土地をよく知る者にとっては奥が深く感じることが出来る、と言うか、身近に居そうな登場人物に感情移入出来るのだが、そうでない人にとってはどうなんだろうか(そんな人にもストーリーは通じるのだが)。今回も自分と同じ年齢の大卒男性が主人公なのだが...
これアニメ化したらいけるのではと思ってたら、来週からテレビドラマに。でもこの文章の雰囲気は映像には難しいか。話もつながっているし。
イギリス人はおかしい」 高尾慶子 文春文庫
イギリスで映画監督のhouse keeper(家政婦か)になった日本人の体験記。僕も4年前イギリスに旅行に行くまでは、イギリスは「先進国」だと思っていた。あんなに階級社会、権利を主張する社会だとは知らなかった。ただ、イギリスの「システム」が整っている面も忘れられていない。
楡家の人びと」 北杜夫 新潮社
著者の家族の辿った道を淡々と描く。なんと個性豊かな人々なのだろう。いや、この時代の人はみなそれなりに波乱万丈の人生を過ごしたのだとすれば、平凡な人の特徴をうまく捉えて描いているというのが正しいのかもしれない。
中学3年~高校1年にかけて北杜夫の本を軽いものから順に読みまくった。あのときなぜ読まなかったのだろうか。「輝ける碧き~」ほどではないが彼の傑作だろう。それに北杜夫を知るにぴったりの本(彼の話は後半にちょっとしか出てこないが)。
南鳥島特別航路」 池澤夏樹 日本交通公社
期待して買ったのだが、なかなか興が乗らず。
良いところばかり行ってるなぁ。