2012年11月アーカイブ

「ワーキングプア 日本を蝕む病」
NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班
2007年6月11日
ポプラ社

続編となる「ワーキングプア 解決への道」から先に読み始めたのだが、読めば読むほど暗い気持ちになる。具体的な解決策はまだ分かっていない。多くの人が知らず知らずに、この本に書かれている立場になりつつあるのが実感できる。普通の会社員、学生、高齢者も若者も、自分は大丈夫と思いつつ、いつの間にか、あるいはある日突然(家族の死や失職のために)ワーキングプアになる。
この本では多くの人へのインタビューによって得られた具体的な事象が書かれているだけで、問題の解決にはなっていないのだが、読む価値はあった。
僕はアメリカ人のはずだった
Turning Japanese

ディビッド・ムラ/著
石田善彦/訳
2003年4月18日
星雲社
少女 ミーシャの旅
ホロコーストを逃れて3000マイル
ミーシャ・デフォンスカ/著
亀井よし子/訳
早川書房
1997年11月20日

ベルギーで親子で暮らしていた7歳の女の子。突然両親がナチスに捕まり、路頭に放り出される。自分はユダヤ人で、どうやら追われているという事に気付いた女の子は、一人で親を探す旅に出る。徒歩でドイツに向かうが、両親の生存は絶望的な事に徐々に気付く。
この本を有名にしたのは「狼と一緒に暮らした事」で、この話の権利をディズニーが買った事で世界的に知られるようになる。7歳の女の子が徒歩でドイツ・ポーランド・ウクライナ・ユーゴスラビアをこの時代に旅したと言うことがなかなか信じられないのだが...