2貧困・スラムの最近のブログ記事

「ワーキングプア 日本を蝕む病」
NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班
2007年6月11日
ポプラ社

続編となる「ワーキングプア 解決への道」から先に読み始めたのだが、読めば読むほど暗い気持ちになる。具体的な解決策はまだ分かっていない。多くの人が知らず知らずに、この本に書かれている立場になりつつあるのが実感できる。普通の会社員、学生、高齢者も若者も、自分は大丈夫と思いつつ、いつの間にか、あるいはある日突然(家族の死や失職のために)ワーキングプアになる。
この本では多くの人へのインタビューによって得られた具体的な事象が書かれているだけで、問題の解決にはなっていないのだが、読む価値はあった。
アメリカ弱者革命
堤未果
新潮文庫

野村證券に勤務中に911テロに遭遇、以後ジャーナリストに転した著者の、アメリカ取材記録エッセー。大統領選挙の機械投票に異を唱える人、イラク帰還兵、アメリカ軍のリクルーターなどを取材する。
華やかな舞台の裏の暗い現実。
日本から出ないと分からないが、アメリカに住んだことのある人なら感じる違和感。
「ワーキングプア 解決への道」
NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班
2008年7月
ポプラ社

先進国で「働いても働いても豊かになれない、先が見えない」人々が急増している。数年前にNHKスペシャルで取り上げられて注目されるようになった。事例だけでなく解決方法を提示しよう...とこの番組(ワーキングプアIII ~解決への道~)は作られたのだろうが、残念ながら解決はいまだされず、ひどくなっている。

この本にすこしだけ触れられているのだが、この問題は"搾取される側"の"労働者"だけではない。"使う側"の中小企業経営者にも言えることだ。これからどうなるのだろう?
「朝日新聞記者が書いたアメリカ人『アホ・マヌケ』論」
近藤康太郎
2004年7月20日 講談社新書

朝日新聞社記者っぽくない朝日新聞記者が書いたアメリカ滞在記。
だがやはりどこか朝日新聞記者っぽい(笑)。
911事件・イラク戦争開戦時のアメリカ(特にニューヨーク)の描写が良い。
「蟹工船・党生活者」
小林多喜二
昭和28年6月28日発行,平成20年5月15日97版
新潮文庫

「もの食う人びと」 辺見庸
1994/6/8、共同通信社
東西対立が消えたが混沌とする世界。「食う」ことを通じて見る世界の人々。

バングラデシュ、ミンダナオ、ユーゴ、ソマリア、チェルノブイリ、ウラジオストック、韓国などで、その地域の人々と同じものを食べて、この時代(1993-94)の世界を記録する。