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明治期の加計呂麻島での生活を静かな文章で情緒的に描かれている。話し言葉の部分は当時の言葉で書かれていてルビがふられている。島尾ミホ最後の作品なのだが、80代後半の人が書いたとは思えないきれいな文章(80代の人の文章を読むこと自体あまり無いが)。
  島尾ミホは加計呂麻での少女時代、結婚後の東京での時代、平穏を求めての家族での奄美移住、夫の死去後の静かに暮らす時代、それぞれ別の小説に描かれている。東京で生活をしていた時代の「死の棘」で描かれた"狂うひと"のイメージが自分は強く、そして夫の島尾敏雄死去後ずっと喪服(黒い服)で過ごした彼女だが、心の奥底には加計呂麻で暮らしたときの思い出がずっと残っていたのだなと感じされられる一冊だった。


長崎ぶらぶら節 - goo 映画
長崎ぶらぶら節 - goo 映画
「長崎ぶらぶら節」
なかにし礼/著
2002年10月10日 文春文庫


直木賞の受賞理由がいまいち分からないのだが...

一度は時代に埋もれてしまったひとつの唄が再び、世に出るきっかけというものがこれほどはっきりしているのは珍しい。実在した登場人物たちの生涯は興味深い。

「赤い月」や「兄弟」のような衝撃がほしい。自分が私小説の方が好きというだけなのかな。

「嗤う伊右衛門」
京極夏彦

中央公論社
1997年6月10日


誰でも知っている話(四谷怪談)を、ここまで変えられるか。巧い。

「天草の雅歌」 辻邦生
1971年・新潮社 /小説

「上海ブルース」 岡江多紀

1991年 有楽出版社

サヨナライツカ」 Sayonara, toujours pres moi

辻仁成 2001年 世界文化社

「蟹工船・党生活者」
小林多喜二
昭和28年6月28日発行,平成20年5月15日97版
新潮文庫

「五女夏音」 辻仁成

1998年 中央公論社

「無人島に生きる十六人」
須川邦彦

平成15年
新潮文庫



実習船が太平洋上で難破し、無人島に漂着する。明治時代の少年・青年たちが無人島で生活する様子が非常に生き生きと書かれており面白い。 実話であることが興味深い。意外と国際的だった明治時代の風俗も垣間見れて面白い。

「白公館の少女」 伴野朗

1997年 集英社文庫

「梅桃が実るとき」 吉行あぐり

初版昭和60年12月 文園社

懐かしい。NHKの連続ドラマ「あぐり」の原作。

 「蹴りたい背中」 綿矢りさ

2003年8月 河出書房新社