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コレラ日記
コレラの記録

1998年夏、中国・パキスタン・タイの旅行から帰国後、コレラに罹患していた事が判明。 隔離入院する。その時のことを振り返って2008年に記した文章。
3.強制検査
(2008年7月10日23:29 mixi)

検疫所で呼び止められた僕は、「ちょっと来てください。念のために検査を」と言われそのまま横の部屋に。今まで何度もアンケート回収のブースは通っていたが、横に医者(たぶん)が居る診察室が有るのは知らなかった。 綿棒を渡され、それを持って横のトイレに。トイレでお尻に綿棒を入れて、その綿棒を提出。

診察はそれだけ。住所など連絡先を聞かれ「お大事に」と言われて診察室を出る。「お大事に」と言われても自覚症状はその時は全く無いのだが。

「何か有ればすぐに電話をしてください」と言われ黄色い紙をもらう。入国審査では特に何も聞かれなかった...はず。何も覚えていないということは。

成田から新幹線で大阪の自宅に。さすがに疲れていたので大垣夜行に乗る体力は無く。


次の日から大学は始まったが、その日は講義は出ていない。サボったのか、もともと入っていなかったのかは覚えていない。掲示板だけ見に大学(自転車ですぐの所に有る)に行った。



そしてさらに次の日。朝。8時半ごろ。運命の電話がかかってきたのだ。
電話のベルで起こされた僕が受話器を取ると落ち着いた男性の声がして一方的に話をした。「成田空港検疫所の者です。N西さんですか。残念ですがN西さんの体内からエルトール小川型コレラ菌が発見されました。つきましては、すぐに準備をしてください」。

「へ、準備って何ですか?」とちょうど僕が言った時に、玄関のベルが鳴った。
受話器を持ったままドアを開けると、そこにはタンクが置かれ、宇宙服のようなのを着た人が、ホースを持って立って居た。

(たぶん、つづく)



脚注:すいません、今思えばうすいカッパのようなのを着ていただけかもしれない。それくらい自分には衝撃的だったので...



「4.防疫隊出動!」につづく

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