2017年8月アーカイブ

8月9日はパクチーの日。
専門店パクチーハウス東京が出来て10年。
ぐるなびによる今年の一皿は「パクチー料理」。最近はパクチーはスーパーでも売っているし、ファミレスや居酒屋のメニューでもよく見かける。コンビニにもコラボ商品が売られている。

このブームを創ったのは佐谷 恭(僕の投稿を読んでいる人なら知っているだろうが)。一個人の発想がここまで大きくなったのだ。これは嘘ではない。そもそも日本でその野菜を"パクチー"と呼ぶ事を定着しようと「パクチー」を連呼したのが彼だからだ。

パクチーいう呼び方はタイ語で、それまではアジア好きの旅行者が使っていたくらいだ。日本では一般にシアントロやコリアンダー、シャンツァイ・香菜(中国語)と呼ばれていた。折しも先週江戸時代の古典を現代語に訳して分かったことは、江戸時代の日本では「コエンドロ」と呼んでいたそうだ(ポルトガル語からついた名前だろう)。

paxiというスペルも彼が考えたもの (ラテン語の平和paxと自分を意味するiの造語)で、店のpaxiのロゴも当時流行っていたmixiを真似て彼が作ったもの(笑)

彼とは20年前、旅行中に会った。東南アジアのブームが始まろうとしていた頃。アジアを旅するバックパッカーが増え、日本国内にもタイ料理などアジア料理の店が増え始めていた頃。 その10年後に彼が開いた店(パクチーハウス東京)のコンセプト~旅人が平和をつくる~は、その旅の経験から生まれたものだ。パクチーは決してタイ/アジアだけのものではないのだが、タイ語の"パクチー"をとりあげた理由もきっと。


この日本でのブームの最初のシーンに自分が立ち会えたのは、今思えばすごいことで嬉しい。

2006年の11月12日、バーベキューをした。各自がパクチーソース(当時はパクソースとは言っていなかったはず)を作り、それを肉や野菜にかけて食べようと言う趣旨。そのソースはパクチー、ニンニク、松の実をすりつぶしてオリーブオイルで和えたもの。みんなほぼ同じ材料だけど作る人によって微妙に味は違って面白かった。
その時のブログ http://www.nakanishi-keiichi.com/blog/2006/11/post-207.html


2007年1月31日、目黒区での有ったイベントに屋台(?)を出店した。メニューはバインミー(ベトナムのサンドイッチ)と、さつまあげ。どちらにもパクチーがたくさん入っている。珍しかったのか美味しかったのか、次々と売れたのは覚えている。
パクチーを練り込んで揚げたさつまあげは、千葉県五井のタイ料理店「プラトーン」のもの。国道沿いの小さな店だが、今はタイフェスなど大きなイベント・フェスで大きなブースを毎回出店する有名店だ。
その時のブログ / http://www.nakanishi-keiichi.com/blog/2007/01/post-33.html

そして同年「パクチーハウス」が開店。
2008年9月27日パクチーのガイド書籍「ぱくぱく!パクチー」出版。
最初は知人達の口コミから広がり、ロイター通信社の記事で店が紹介され(トムソンロイターで働く友達を店に連れて行った時はそんなことになるとは思っていなかった)、その記事がヤフートピックスに取り上げられたことから火がつき、どんどんその火は大きくなっていった。

このブームはいつか終わるだろう。でもパクチーの消費量は減ることは無い。日本の文化・生活に定着するはずだ。

この店は"世界平和のために"つくられた。"旅人は世界を平和にする"のだ(詳細は店のサイトで)。
これからも世界平和に寄与していく事を願って。10周年のパーティに行けなかったので、祝電代わりにこの記事を。

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