1911 (原題:辛亥革命)

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「1911」(辛亥革命)
辛亥革命から100年を記念する映画。中国人が観たらそれなりに感慨深いものがあるとは思うが、
興味の無い者が観ても特に面白いものではないかと思う。

主人公は孫文、と仲間の黄興(初めて聞いた)。それを慕う女性。と、多くの仲間。
敵側の西太合。袁世凱。汪兆銘。の他に、登場人物は各将軍、参謀、兵士、欧米の銀行家。
変わったところでは在フランス清大使とその娘など。
辛亥革命は大変な大きな事業であったことを伝えるためには各エピソードが必要なのだろうが
ストーリーがやや散漫になってしまうのは否めない。

自分が興味を持ったのは、辛亥革命の英雄は、大陸の共産党政権・台湾の国民党政権どちらからも英雄として扱われていることだ。さらに清を植民地化しようと企んでいた日本や欧米諸国からの
イメージも悪くないことだ。その後の中国が辿る運命がそうさせたのだろうが興味深い。

そして「蒼穹の昴」を観た後だからより感じたのか、敵である「清」自体も必ずしも悪役として描かれているわけではない。古い因習やそれに従うしかない人にたいしての複雑な感情。

はっきりと悪役、嫌な奴(?)として描かれているのは袁世凱。
意外なところでは汪兆銘が優秀な官吏として出ていたことも気になった。汪兆銘は後の日本軍の傀儡政権に就くわけで、現在の共産党政権からしたら、一番の敵、漢肝だ。この映画、大陸でも修正無しで流されるのだろうか。

と、長々書いたが、この映画は日本では流行らないだろう。梅屋庄吉も出ないし、日本との関わりは全く触れられない。いや、日本との繋がりは描かなくても良いのだが、中国人以外にとってはあまり思い入れが少ないと言うか...
アクションはほとんど無いが、ジャッキーチャンとしては思い入れのある作品になるとは思う。"出演100作目"にして、"中国初の人民革命である辛亥革命からちょうど100年"経ったその日に全世界公開の映画の主演で出るのだから。




改めて孫文について調べるが、あまりにもエリート、偉大すぎて実感がわかない。中国人(共産党からも国民党からも)・日本人双方から尊敬されるのがよく分かる。

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