2012年1月アーカイブ



「聯合艦隊司令長官 山本五十六」

翌日休みというH氏と合流し、月末映画3本目。火曜日の夜の渋谷東映で山本五十六を観る人ってどんな人なんだろうか。客は15人くらい。

アメリカとの開戦に反対し続けてきたのに、その海軍連合艦隊総司令官になる山本。元々日本人に人気の有る人を描いている映画で、好意的に描かれているだろうと観る前から思っていた。まぁそうだったのだが、事実(出来事や発言)を順番に紹介して客観的な視点で描こうとしているのは分かった。甘いもの好き・食堂の子供に髪飾りをあげたりするシーンも山本の人柄を表している。愛人とのことなどは当然全く触れられないが。
真珠湾攻撃の立案、連合艦隊司令官ということから右の人達、ラバウルで搭乗機が撃墜される最期や戦争に反対したのにその戦争の司令官になった事などから右じゃない人達、双方から親しまれた人物の映画としてよく出来てはいたと思う。空戦シーンなども迫力が有る。
でもなぜ今山本五十六なのかなとも思う。もし現在戦争を始めようとする世論がでているときにこういうのが公開されれば話題になったかもしれないが。


ALWAYS 三丁目の夕日'64
前作から五年。いつものメンバーでの"日本"の映画。感動の押売りの感も有るといえば有るのだが、観ている時には気付かない不思議な映画。自分も含むある特定の層(団塊の世代、若しくはそれ以上。又は昭和40~50年代生まれでも地方で育ちかつ都会暮らしの経験が有る者など)が観ると感動したり懐かしがったりするが、それ以外の者(いわゆる高度成長期の日本を経験していない者)にはさっぱり面白みが分からない作品。
ただし、この映画の見どころはそのストーリーだけではない。大金がかかったCGだ。ロボットが戦うわけでも大スペクタクルが繰り広げられるわけではないのだが、昭和の雰囲気をこれだけ忠実に復元するのはすごい。東京オリンピックの実況、当時の銀座・有楽町、東京駅を含む東海道新幹線、東北の田舎を快走するキハ型車両、当時の普通の街の町並みなどなかなかすごい。
原作は漫画だが、その漫画は一話完結なのでこの後はどうなるのかは知らない。続編(有るのか?)にも期待。



「ロボジー」
矢口史靖の映画どれにも言えるが、俳優の雰囲気を活かして良い感じ。定番の竹中直人(ワンカットだけだが)に限らず。初めて観る女の子(吉高由里子)も良い。高校に良く似た雰囲気の女の子が居たのを思い出す(公式サイトと映画では雰囲気全然違う)。田畑智子も。
三谷映画のような豪華俳優目白押しではないが、同じくらい楽しい娯楽映画。