395サナアの最近のブログ記事

0703312043janイエメンの男性は成人するとジャンビーアという刀を持つ。三日月形のもので、普段は腰に差す。
ペルシア圏では他の国でもこの習慣は有るのだろうが、イエメンほど残っていないのではないだろうか。街行くほとんどの人が刀を差して歩いているのだから。

(写真は、道を迷ったときにホテルまで連れてってくれったおっさん。この人のジャンビーアは割と小さめ)


本物の刀なので当然殺傷力が有るのだが、興味深い話を本で読むことが出来た(ちなみに現在は装飾品として持っている人がほとんどです)。

みんなが刀を常時持っているからといって、イエメンでは絶えず争いが起こっているわけではない。一般にイエメン人は争いを好まない性格だそうで、武器に頼るのはどちらかと言えば避けたい、刀を出すのは当然最終手段だ(もしそうでなかったら、おっかないことこの上ない)。面白いのは、相手より先に刀に手をかけることは、自分の方が相手より心が弱いことを意味するそうだ。そして相手が刀を出したならば、自分も刀を出さなければ、相手に負けたことになってしまう。相手が刀を出さなければ、一旦刀を手にした者も刀を収める。刀を出さなかった者を傷つけてはならない。日本の武士の心に通じるものが有るように感じる。両方が刀を手にしたならば...戦うことになるのだろうが。

(追記)実際にジャンビーアが使われることは滅多に無いです。数日前に食堂でけんかが有って、相手の首を貫通してた...という話を一度聞きましたが。


争いが起こっても、長老?(部族長とか)が仲裁に入るらしい。その場合は争っている両者は一旦、刀を長老に預ける。長老が判決を下すまでの間は争いを中断しなければいけない。難しい問題の場合は何日もかかることがあるが、その間は両者がどこかで偶然出会っても争ってはならない。長老の顔をつぶすことになる。争っている両者が違う部族の場合も両方の部族長が話し合う。部族長同士が争った場合は...部族同士の争いになる(のだろうか)。



イエメンは部族社会。法律よりも部族間の取り決めが優先する。政府の力が及ばない部族、地域も多い。トラブルに巻き込まれないように、外国人が首都以外に旅行する際は警察の許可が必要だ。場所によっては機関銃で武装した護衛が付く。誘拐事件が多いのは、外国人が憎いからではなく、政府との交渉材料(うちの部族にも水道や電気を通せとか)に使われるから。誘拐されると、大事な交渉材料。食べ物もちゃんとしたものを与えられ、客人として大切にされるらしい。自由は無くなるが。


このジャンビーア(三日月刀)、価値は土産物屋で売ってるものでは1000円程度から。上限は無い。金持ちは宝石をちりばめたきらびやかなものを持っているという。ドバイなどでは金持ちは数十万ドルもの価値のものを持っているとアブドゥル君は言っていた。

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(写真/サナア旧市街地でよく見かけ

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現在も人が住む街としては世界最古の都市、サナア。
旧市街地すべてが世界遺産に指定されている。

電気があり、車が走っていること以外はアラビアンナイトの時代そのまま。
車が走っていると言っても市街地内は道も細い(区割りは3000年前から?)ので、そんなに見かけない。
苦労して走っているのも何回か見かけたが...

こんな街がまだ有るんだ...

唯一残っている門。
 街は城壁に囲まれていたのだが、半分以上撤去されている。

堀?は現在、車道になっている。
雨が降ると冠水してしまう。

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「塩の広場」
ラクダに荷を乗せて隊商がたどりつた広場。
ここで交易が行われていた。衣類や香辛料などが売られている。

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街中はこんな感じ。
何百年も昔から同じ建物。

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0703312006 外を歩いているのはほとんどが男性。
女の人は黒い服から目だけを出している。
この写真も隠し撮りです。
0704011843 名前は知らないが、頭に巻いたこの赤い布がイエメン独特。
外出着?っぽい。
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モスクがにょきにょき。

0704011935 建物の中はこんな感じ。
ここは昔の交易所?吹き抜けになっていて格好良い。
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市街地の真ん中にあるホテル。
ツイン(シングルユース)20ドル。
他の物価から考えると高く感じる。
歴史的建造物(?)だから仕方ないか。
どこかで聞いた名前だ。

宿の屋上から見た景色。
摩天楼。スカイスクライパー。

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中庭から見た景色。
市街地内に畑があったりする。

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宿のまわり。
夜がまた格好良い。

新市街地で韓国人大学生に呼び止められる。休学して世界一周中。アフリカを北上してきてアジスアベバ(エチオピア)からカイロ(エジプト)行の一番安い航空券を買ったらイエメン航空でサナア経由だったとかで、サナアにやってきた。イエメンについて全く情報を持っていないので何でも良いから教えてくれと言うので、旧市街地に連れて行ったのだが、イエメン門に着くなり彼は思わず感嘆の声をあげた。

「ここは世界遺産」「ここは世界で一番古い街」「ここは3000年前のシバの女王の子孫が暮らす街」なんて前知識を持っていなくても、イスラム地域を旅してきた旅人が見ても、文句無しに「ここはすごい」のだ。

この高層ビル街(ほとんどが8階建てか)が何百年前につくられ、それが今も原形を留めており、しかも同じ暮らしがここで行われているのだ。

イエメンはアラビア半島で唯一石油が採れない。発展から取り残されてしまっているのだが、アラブ人の心の故郷「幸福のアラビア」は残されている。今まで行ったことのある中でもかなりおすすめの街だ。

sana 
サナアのホテルの中庭でお茶をしていると、イエメン人が話しかけてきた。
なんでも自分の弟の嫁は日本人なので会いに来ないかと言う。またまた...
変わった勧誘文句だなぁと思ったが、一体どういうオチが待っているのだろうかと興味津々でついていったら...
本当に日本人が居た。
旅行会社を家族でやっているイエメン人と結婚して、サナァで暮らしているそうだ。
彼は若いがなかなか面倒見が良い。
彼にはこれからなかなか面白そうな人生が開けていくような気がした...ので一口乗らせてもらうことにした。
彼らのお店のウェブサイトを僕が創らせてもらうことになった。 そんな強い自信は無いのだが、サイトは無いよりも、下手でも有った方が良い。 調べてみるとイエメン専門の旅行会社と言うものはほとんど無い。ブームが来る前に...と言うか、 イエメンに日系旅行会社が進出するとも思えない。これはチャンス...?
sibam
hajarah

3月31日

早朝5時、アラブ首長国連邦(UAE/الإمارات العربية المتحدة )、ドバイ国際空港着。
UAEは7つの首長国によって形成される連邦国家。その中のドバイ首長国はここ15年、経済力をバックにした金融業と世界中から集まる人への観光産業でやりての首長の下、のし上がってきた新興都市。今は隣のアブダビ首長国(莫大な石油が産出される)を超える経済規模を持つ。

ドバイ空港から市内へ15分ほどバスに乗り、そこから隣のシャルジャ首長国に向かう。シャルジャはイギリス統治時代はこの地域の中心的都市だったが、今は石油が産出されるアブダビとドバイの影に埋もれてしまった小さな都市国家。欧米文化にかぶれている(?)ドバイとは異なり、イスラム戒律に厳しいという。
ドバイからはわずか15km。そのシャルジャ国際空港からイエメン共和国サナア行の飛行機に乗る。



ドバイ空港で両替。窓口の銀行員は言った。

「ホントに日本人?ベイジン(中国)じゃなくって?ドバイグランプリに来たんだろ?チェンジは50ドルだけで良いのかい?」

そう、この日は年に一度のドバイワールドカップ。世界中から名馬&金持ちが集まっている。



シャルジャの町からシャルジャ空港に向かうタクシー。

「ドバイ空港じゃなくシャルジャ空港で間違いない?どこに行くフライト?イエメン?イエメンなんかでよく仕事見つけたな。え?あんた日本人なんかい?フィリピン人だとばかり思ってたよ。」

UAEの家庭は生活水準が高く、多くのフィリピン人の出稼ぎ労働者やメイドが働いている。



シャルジャ発サナア行、エアラビア701便(Air-Arabia)。僕ともう一人の欧米人旅行者以外、乗客は全員イエメン人。男の人はみな白い衣装。赤いスカーフ。女の人は真っ黒の服。目の部分以外すべて隠れている。待合室では明らかに浮いていた。機内の座席位置は男女ではっきり区別されている。僕の左隣には30くらいの男性、右は50くらいの男性。若い男は英語を話した。

0703311802「日本人!?チャイナと同じ顔だ!サナアには観光で?グレイト、良いところですよ。気に入ると思うよ。ところで車は詳しいですか?マイフレンド、トヨタの部品は安く手に入りますか?」

とりあえずイエメンでは日本人のイメージは良さそうである。日本を出て24時間後、サヌア国際空港着(写真)。

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