購入する車を決めて、次に車の名義を自分のものにしなくてはならない。車の売買自体は何度かしたことが有るので問題ない(と思っていた)。しかしその期待はいきなり裏切られた。車を購入する前にしなければいけないこと、つまり駐車場を借り、その土地の所有者である貸主に車庫証明を書いてもらうところで早速つまづいた。
(現住所から2km以内の車庫証明がないと名義変更は出来ない)
僕は車をもう一台持っていて、その車を置いている駐車場に無為地代分のスペースを借りるつもりだった。大家さんは良い人で、一人暮らしの僕にとっては近所で唯一話ができる人と言っても良い。でも僕がお願いをして即座に断言した。「出来ません」。
駐車場は1ヶ月1万円。車を使って旅行に出るので、その旅行までの1ヶ月間駐車場を貸してください、で、車庫証明をいただけますか、とお願いしたのだが、大家さんが言うには、短期間の車庫証明は出せない、ただし短期間での契約が出来ないわけではないとのこと。一時的に車庫証明を取り、名義を自分のものにした後に駐車場を解約して路上駐車をする輩を防ぐように、交通安全協会から言い含められているらしい。「契約数ヵ月後に警察にチェックされた際に車が止まっていないとこっちが注意されるんですよ」と言われる(ほんまかいな。その時帰省でもしてたらどうするんだ?)。
1ヵ月後、僕は国外に車を持って旅に出る。国際ナンバーを取得するには、それに車を通関させるには、名義を自分のものにしなくてはならない。その為には車庫証明が必要だ。しかし1ヶ月しか駐車場に置かない車には車庫証明が出せない。矛盾が有るのは明らかだけど、積出予約書が有ると僕が言っても、大家さんは一度言ったことは取り消さない。
「輸出するということは売るということですよね。でしたらうちは許可出せません」と何かよく判らない道理(?)で言い含められる。「駄目なんです。理由はどうであれ、うちはそういう決まりでしているもので。車庫証明を出すのは貸主の義務で有るのは理解していますが、とにかく1ヶ月契約の方には車庫証明は出しません」とのこと。では半年でも1年契約でも良いと言ったのだが、もうそこまで行くと相手も引くわけには行かないのだろう(それとももしかしてこちらの内容を理解していないのか)、契約は無理だった。
まぁこんな奴がいきなり現れるというのは、駐車場を経営している人にとっても初めてだったのだろう。まぁ、よく判らないことには普通の人間は関わりたくないものだ、仕方ないと思うことにする。駐車場くらい他に見つかるだろう。でも予定がまた遅れた。この調子で大丈夫なのかなぁ。
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