プーケット国際マラソン。人生初のマラソン大会。それも
国際マラソン協会主催の国際大会だ。僕が参加するのはフルマラソンではなく、たった10kmなのだが...
午前3時。迎えの車が来る。4時20分だったのに、前日の夜になって電話がかかってきて時間を変更してくれと言う。土壇場すぎるぞ。ほとんど寝ていない...
会場に4時前に着くも、参加する10kmのスタート時刻は6時半。特にすることもなく道端に座って待つ。水はただでもらえるのだが...

4時半、タイ伝統音楽(のようなもの)のパフォーマンスの後に、まだ暗闇の中、フルマラソンンがスタート。参加者なんて少ないんだ...
第一回だからこんなものか。それもこんな熱帯地域でのフルマラソンは。

1時間時間を置いてハーフマラソンがスタート。その後徐々に人が集まり始める。プロデューサーの増田明美さんは気さくに参加者の話に応じている。フジテレビとNHKが取材に来ている。
明らかに分かる日本人のランナーは40人くらいか。僕のようにタイ人と同化しているフリーの参加者にもっと居るかもしれないが。
韓国の有名女優も10kmを走るそうだが、知らない人で名前が分からない。放送も「韓国のスーパーアイドルも参加されています」としか言わない。”Super
idol”って...
6時半レーススタート。それほど参加者も多くないのですぐにバラける。自分のペースで走れるのでありがたい。携帯電話のカメラをポケットに入れて走る。
農村のような緑あふれる舗装された道を進む。
マスコミもちらほら居る。
僕の前を走っていた日本人もSTAR TVの取材を受けていた。良いなぁ...僕もカメラを見かけるとわざとらしく手を振りながら走る。
緊迫感が無い。のんびりした良い感じの大会だ。
フルマラソンのコースも大きな坂が多いし、気温も高いので記録を狙っているひとも居ないのだろう。
後半は海沿いの林の中を進む。
プール付の高級アパートが並んでいる。
こんなところに住んで仕事を出来る人生を送っている人も居るんだ...なんて思いながら走る。
割と早めに、5kmくらいだろうか、ちょっと走っては歩くの繰り返し。
給水が5回くらい有った。水をかぶりながら進む。
ゴール手前1kmはホテルの広い敷地内。
タイムは1時間20分くらい。ゴールはスタッフが大きな声援で迎えてくれた。なかなか面白かった。あっという間だった。
ゴール後は無料マッサージ。さすがタイ。たった10分ほどだけど。
「給水所では南国フルーツが食べ放題」と書いてあったのだが、スイカとバナナだけ。選手にはタイ料理が無料で振舞われるというのも、フライドライスだけ...(フルーツが無かったのは運搬用トラックが遅れた為と後日判明)。ちょっと寂しい。
フルマラソンのトップがゴールする時に、象が一緒に走って来るなどちょっと驚く仕掛けは面白い。
プーケット日本人会もテントなどを出してくれているのだが、フリーの身にはちょっと居づらい。そしてどうやら僕はタイ人だと思われている節が有る...
疲れた(と言うか猛烈に眠い)のでホテルに帰ることにした。
スタッフにタクシー乗り場はどこか英語で尋ねている人が居たので、一緒にシェアしないかと話しかけてみる。どこに行くのかと僕に英語で答えたその人は、僕が日本語で書かれた地図をカバンから出したのを見て言った。「日本語で良いですよ」。どうやらお互い、相手のことをシンガポール人かと思い込んでいたのだった。
パトンビーチの海は荒れまくっていた。ホテルのプールにちょっと入ったが、スコールが来たので部屋へ。
夜は日本vsクロアチアの試合をカフェの大きなスクリーンで前半戦だけ見るが、結果を見届けることなく、バンコク行最終便に乗る為に空港へ移動。
短い旅は終わった。