フィリピン食材店で、イナサルと焼バナナ

次こそ食事…のはずが

ドライブ参加者たちの、「次の食事は?」という心の声が聞こえてきた。
朝からパキスタン人の多い坂東市矢作を回り、マスジッドを覗き、アヤキッチンでアラブ料理。その後はスリランカ寺院、さらに元スーパーのヒンドゥー寺院と巡ってきた。宗教施設ばかりが続いたので、そろそろ再び「食」へ。次に向かったのは、常総市にあるちょっと変わったショッピングセンター&フードコート「亀仙人街」だ。ここにあるスリランカ料理「ランディワ」で昼食とるつもりだった。「ランディア」は食べログ百名店にも選ばれている店だ。

ところが到着した時には、ランチタイム終了。

それなら、フィリピン食材店へ

とはいえ、せっかく亀仙人街まで来た。周辺を見ていると、近くにフィリピン食材店がある。店内にはフィリピンの調味料や食品が並び、肉や野菜も売られている。東京にもフィリピン食材店はあるが、ここは茨城県常総市。それでも店にいるわずかな時間に、次々とお客さんがやって来る。見たところ、ほぼ全員フィリピン人だ。観光客向けの外国食材店ではなく、この周辺で暮らすフィリピン人が普段の買い物に利用している店なのだろう。

イナサルと焼きバナナ

店内に「翌8月11日から9月10日まで、約1か月間休業」と気になる表示が有った。随分長い夏休みだ。フィリピンへ里帰りでもするのだろう。それにしても、肉や野菜などの生鮮食品がまだかなり残っている。「これ、今日中に全部売れるのかな?」と余計な心配をしてしまう。ただ、僕たちが店にいた短い時間にも次々と客が入ってきた。普段からそれだけ需要があるのか。それとも「明日から1か月休み」と知った人たちが買いだめに来ていたのか。いずれにしても、常総市周辺にフィリピン人の生活圏があることは、店に少し滞在しただけでも感じられた。

外国料理店より、こういう店が面白いこともある

外国料理店なら、僕たち日本人も普通に入る。でも外国食材店へ行くと、レストランとはまた違うものが見える。棚に何が並んでいるのか。肉をどういう形で売っているのか。どんな野菜を買うのか。そして、どんな人が日常的に買い物に来るのか。そこから見えてくるのは、「外国料理」ではなく、日本で暮らしている外国人の日常の食生活だ。ランディワのランチに間に合わなかったのは残念だったが、そのおかげで予定になかったフィリピン食材店に入り、イナサルと焼きバナナを食べることになった。予定外の寄り道も、この手のドライブの面白さだ。

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