【粟島】わっぱ飯

新潟県への出張を終え、新潟駅に到着したのは土曜日の朝7時半。どこか行けないか考え、粟島に行く事にした。粟島は日本海に浮かぶ孤島。周囲23kmに人口350人。一つの島で一つの自治体(村)になっている 。日本で4番目に人口の少ない村。
新潟駅から普通列車&バス&徒歩で3時間かけてたどり着いた日本海は...荒れていた。この日の高速船は欠航。フェリーは運航するがダイヤは変更されていて、島での滞在は2時間ほどしかない。
船の切符売り場の人は「島に民宿は有るがシーズンオフで、前日はフェリーも全便欠航していたから食料の余裕のある民宿以外は受け入れたがらないんじゃないかな」と言うのだが、ここまで来る機会は滅多に無いので島に行く事にした。
船は縦に横に揺れ続けながら海を進む。前日にほとんど眠っていない事もあり眠る事が出来、おかげで酔わなかった。
島では港の周りを散策し、開いていた料理屋で名物の「わっぱ飯」を食べただけ。わっぱ飯は、 魚などの具材を入れた鍋に焼いた石を入れて煮沸したもの。豪快な味噌汁だ。


今回は観光を全くしなかったが、瀬戸内の島々とは違う荒々しい島も良いものだ。観光シーズンはもちろん夏なのだが、雪で閉ざされた島も気になるので、またいつか再訪したい。
復路、港からまた延々と駅まで、田んぼの中の一本道を歩く。その後もこの日はまだ歩くことになるのだが、またそれは別の話。