伊平屋島で30年働く男性 /伊平屋島で釣り
伊平屋島に着いて釣りをしようと思ったがちょうど大潮の日の干潮時で、遠浅の砂浜が多いこの島では出来そうにない。良い景色ではあるんだけど(笑)。底まで綺麗に見える海に全く魚の姿はない。投げ釣り用の仕掛けを持ってきてない。
夕方になれば良いかと、宿から近い島尻港へ来たが明かりが全くない暗闇で断念。
翌朝、前泊港フェリー乗り場隣。足場良く安全、最初からここで釣りしてればよかった。船の出発まで2時間ほどある。糸を垂らすと、すぐに南国ぽいのが三匹だけ釣れた。すぐに時間切れ…
準備していると男の人が話しかけてきた。白髪が混じるが体格の良い男性。弁当のご飯を海に落としている。
「底に30cmくらいのカーエーが見えるやろ。釣りをしても全然餌に食いついてくれないから餌付けしてるのだ」と言う。沖縄本島出身だが、タムの仕事で伊平屋島で30年働いている、もう人生の半分近くこの島で暮らしているようなものだ、本島は目の前に見えているが日帰りは出来ないから滅多に本島に帰ることは無いと。
娯楽が無い(ように思える)離島での生活。いつか流行ったネットミ-ム「漁師とビジネスマン」を思い出した。
チョウチョウウオ、鯵らしき魚、グルクンぽい魚とも、島を出て次の今帰仁の宿で夜にまとめて塩焼きにして食べた。