天皇陛下がパラオへ

パラオに行ったのは2007年。首都コロールから船でカープ島へ渡り滞在した。カープ島は宿泊施設が1軒有るだけで、その従業員・宿泊客以外居ないほぼ無人島。半日くらい帰ればほぼ一周できる大きさだ。もっとも道が整備されているのは一部分だけだが。
島の周辺はダイビングで有名で、自分もインストラクターと一緒に3回ほど潜った。目の前に魚の群れ。島に着くまで船から釣り針をたらして移動するだけで、大きな魚が釣れる釣れる!椰子の木はいたるところに有り、実はごろごろ転がっている(落下する実には注意しなければいけない)。波の音と、シオマネキの足音(夜に蟹の大群が部屋の周囲に押し寄せて来る)、椰子の実が地面に落ちる音を聞きながら昼はハンモックで、夜はコテージのベッドで眠る日々。

そんな滞在の3日目、徒歩で海岸線沿いにジャングルの小道を歩いていると、宿から1時間ほどの場所で、さび付いた上陸用舟艇を見つけた。博物館などではない、間近で見る本物の戦争遺物。全長10mくらいの”鉄の固まり”が海岸の岩陰で木々に埋もれ、人々の記憶から忘れられて、存在していた。そこに有る事を予め知っていたわけではないので驚いた。

このカープ島からさらに南方にわずか数kmのところに、太平洋戦争の激戦地、ペリリュー島が有る。この太平洋に浮かぶ小さな島で2万人もの人が戦って亡くなった。

天皇・皇后両陛下が今日、パラオを訪問する。それも明日にはペリリュー島まで。天皇がパラオに行くのは初めて。パラオは非常に親日国で、親米国で、反共国でもある。共産党中国を国家承認せず、台湾と国交を持っている世界でも数少ない国。日系人も多く、数十年前から時が止まったような南国の島国パラオでは天皇訪問はこれからきっと大きなニュースになるだろう。

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