旅は計画しているころが楽しい

2年ぶりに海外へ行く。目的地はサハ共和国のベルホヤンスクだ。 シベリアの奥地に有るこの町(人口1400人なので町と言うより集落)は北極圏に有り、この季節はオーロラも見れるのだが、この町が有名なのはそれではなく”世界一寒い”という事だ。

当初はベルホヤンスクではなくオイミヤコンを考えていた。オイミヤコンは今から約90年前に-71.6度の当時の世界最低気温記録を出した村だ。 サハ共和国の首都ヤクーツクにある旅行会社の現地発ツアー(ヤクーツクからオイミヤコンまで5泊6日で極寒のシベリアをキャラバン組んで車で行くプラン)に参加しようとしたのだが、その旅行会社とメールでやり取りしていると、オイミヤコンよりも寒い町と言われるベルホヤンスクの方が、近くの町まで飛行機で行けるので日程が短くて済む&不慮の事故に遭う危険が少ないと勧められたのだ。

オイミヤコンの-71.6度の世界最低気温の記録は真偽が疑われていて、その次の記録がベルホヤンスクの-67.8度なのだ。この2か所が 北半球の寒極(pole of cold)と呼ばれている。 実際オイミヤコンよりもベルホヤンスクの方が寒いという日は多い。オイミヤコンに行ったことの有る人は多い(?)が、ベルホヤンスクに真冬に行くもの好きは少ないだろう。

今回の旅は(今のところ)3人で行く。お金の事や仕事を休む事など、寒さによる危険以外にも障害は有ったが、旅に行くことになったのは、この知人が背中を後押ししたのが大きい。 最近世界を飛び回っている彼(先月アマゾン川に釣りに行っていた)に従うことにした。

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