【薩摩硫黄島】島への荷物


硫黄島には店がほとんど無い。雑貨屋が3軒有るとの事だが、よそ者には分かりにくい(笑)。この店にもジュースや調味料などが売られていた。店員は...居ない。

夕食を民宿でとっている時にこの事を話した。「店が分かりにくいですよね」と言ったら、おばさんは笑って言った。「うちも雑貨屋をやってたんだけどね」。全く気付かなかった...
最近は生協が普及したので、島内でモノの売買をする事はほとんど無いと言う。欲しいものが有れば鹿児島の店に電話かFAXで注文すると、次の船で運ばれてくると言う。「鹿児島の店に値段では太刀打ちできないよ」との事。当然だ。

物流はどうなっているのか不思議だ。千葉の郵便局には、「小笠原諸島(父島・母島)へ荷物を送る場合は船の運航日を考慮して差し出してください」といったポスターが張ってある。硫黄島はどうなっているのか。

鹿児島港で荷物を積む
手続き中の佐川職員

島には郵便局は有るが、ゆうぱっく、ヤマト運輸、佐川などの配達は無いという。荷物は船から降ろされるので、港まで受取に行く。住所も書かないで良いのかと不思議に思ったが「鹿児島県硫黄島・○○様」で届くとの事。全員の顔を知っているから問題ないという。本当だろうか。

では例えばヤマト運輸で本州から硫黄島宛に荷物を発送したらどうなるのかと思ったが、これも同じ事で、ヤマト運輸の仕事は鹿児島港で村営フェリーに荷物を預けるまでで、受取人は硫黄島の港で自分で船から受取るようだ。

荷物を降ろす島民

船から荷物を降ろすのは手作業だ。船は村営だから、乗組員は村の公務員だが、荷役は島民の持ち回りだという。”ボランティア”というよりも、”自分の事は自分で”といった感じだ。このおばさんの息子さんも船で働いていると言う。

それにしてもどんな小さなものも通信販売で買わなければいけないし、それが届くのも数日後という生活はなかなか大変だろうと思う。この民宿のおばさんは、島で生まれたが大阪で就職して住んでいたというのでその点を尋ねてみたのだが、「すぐに慣れるよ。島ではお金も使わないし、みんな結構貯金を貯めてるんじゃないかな」とのことだった。

週に3回の”行事”

鹿児島に戻る船で大きな荷物が運ばれていた。
島で育った牛だ。

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