カワカブは姿を現さず

雲南省最高峰の梅里雪山のカワカブ(卡瓦格博)、6740m。 チベット人から神の山と崇められていて、いまだ誰一人として山頂までたどり着けた者はいない。
1991年に日中合同登山隊が登山を試みたが、途中で暴風雪にみまわれ更に雪崩に遭い全滅した。登山に反対するチベット人の反発も有り、人民解放軍に守られながらもの国を挙げての試みだったのだが。
登れないどころか、雲に隠れていることが多いので、頂を見ることすらままならない。今回は眺めの良いと言われる村(飛来寺)に一晩泊まり、山の麓(写真中央の氷河の目の前、明永村)まで行っても見えなかったのだが...帰路の途中、飛来寺付近(カワカブとは谷をまたいだ地点、標高3400m)で数分間だけ観れた。その時の写真。
旅ももう終わり9/24夕方。出来は良くないのだが、山頂が写っているという事で保存。