祖国復帰記念の鐘
奄美が戦後しばらくアメリカの支配下にあったことは、沖縄に比べると忘れられがちだ。終戦前に事実上アメリカの勢力下になった沖縄と違い、奄美は終戦から半年ほど経ってから日本ではなくなった。それから数年間、奄美群島政府という名前のアメリカ統治下の自治という不安定な時代が続いた。
奄美人は朝鮮人のように、日本からの独立(?)を喜ぶとアメリカは思っていたのかもしれないが、実際は違った。激しい日本復帰運動が起こり、またアメリカにとっても奄美は沖縄程うま味は無かったのだろう。 沖縄返還よりも早い1953年に、奄美は日本の鹿児島県に編入された(沖縄返還は1972年)。
これは与路島に有るもの。観光ガイドに載っていないのは当然。こんな記念碑はきっと奄美のあちこちに多くあるのだろう。それ以前に、与路島の事が載っているガイドブックが存在しないのだが。
【祖国復帰記念の鐘】
与路島郵便局近く