初めて雪洞で泊まる(4)

“我が家”に帰ったのは22時前。座って食べれるように奥を少し掘ってから、遅い夕食。スーパーで暖めた料理は冷めてしまったが、外気(0度くらい)よりは暖かいので良しとする(笑)
スーパーで地酒を買おうと思ったのだが、深夜にもしかしたら車を運転する可能性も有るのでやめておいた。替わりに買った甘酒が冷えても美味しい。栄養も有るし。
外気が少しでも入らないように、入口に薄毛布をかけ、内側を向いて座る。風が吹き込まないだけで、ロウソクと体温で雪洞の方が暖かく感じる。
ロウソクの灯の様子で酸素濃度が分かる。入口が埋まったりしたら酸欠の心配もしなくてはならないだろうが、今回の雪洞では有りえないはず。
夜は暇だろうと本 (随分昔に買ったのにまだ読めていない、角幡唯介「極夜行」) を持ってきたが、この数日の睡眠時間が短いからだろうか、全く読む気が起こらず。
早く寝ればよいのに、深夜にとりつかれたように奥に掘り進めたり…

入口にカーテンとして毛布を掛けた。

置賜地方ではよく食べられている辛子味噌ラーメンと、山形県民のソウルフードの芋煮。

ロウソク2本点けて、缶コーヒーを温めている。これに爪先部分が濡れた靴下をあてたらすぐ乾いた。

記念写真的なものを撮ろうと…
雪洞の中は蠟燭の灯りで、本当に明るい。本も読める。

気付いたらいつの間にか眠っていた。風が無い夜だったが、気温は-2度くらい。シュラフも布団も無くても、普通に眠れるもんだな。雪洞はすごい。 体で感じる”寒さ”と言うより、手足の指先が冷たくなるのが気になった。靴下が濡れがちで、ロウソクの灯で乾かした靴下を二重に履いて、靴も履いたまま寝た。
あとはスーパーで段ボールを貰ってきて敷き詰めるだけでだいぶん違うはず。段ボールは空気を多く含んでいるので、雪の冷たさが伝わりにくい。と言っても、シュラフくらいは次回は持参しよう。次回が有ればだが…

記念写真的なものを撮ろうと…
雪洞の中は蠟燭の灯りで、本当に明るい。本も読める。

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