蚕豚骨ラーメン「アントシカダ」馬喰町

ずいぶん前から気にはなっていたが初めて訪問。今日は某所での羊ラーメンが話題だが、自分には無理そうに思えて昼食は近所の”ラーメン店”へ。

隠れ家過ぎる外観ですぐには気付かなかった。通りすがりに飛び込みでコオロギを食べたくなる人なんて居ないはずで、木の扉にも全く店名表記は無く、道路に面した壁にロゴがさりげなく有るだけ。店内内装はすごくおしゃれな店内。
コオロギラーメンのつもりだったが、期間限定でカイコ豚骨ラーメンを出しているとのことでそれにする。味は全く問題なく。無理やり食べるのではなく”美味しいもの”に仕上がっている。 食後に多少の”虫を食べた感”が有るかもしれないが、知らずに食べてもここに蚕が入っているとは気付かないだろう。



昼の営業時間ギリギリに入店。入れ違いに男性二人組の客が帰ったので、客は自分一人。出汁をとった後のコオロギを見せてくれた。ラーメン1杯に100匹以上と俄かに信じられない量を使う。
まだ若い(30代だと思う)オーナーほぼ一人で店をまわしているとのことだが、実は自分は彼か彼の友達とどこかで会ったことが有る。10年くらい前に「コオロギラーメンの店を始める」と言う若い男性と話をした記憶が有るのだ。なかなかそんな人は少ないはずで、そんなことを話すと、当時彼はシェアハウスをやっていたのでそこでだろうか?と。いや、でも彼のシェアハウスに行ったことは無い。いつどこで会ったのだろうか?
少し前までは夜営業ではフルコースの食事を出していたが、今はラーメン専門店らしい。昆虫食の盛り上がりも落ち着いてきたのか。店の本棚を見るだけで彼が面白い人だと分かる。これからも期待。
「アントシカダ」
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-4-6