開封とブハラのユダヤ人

先週の飲み会で「ダンダンウイリク以外に行きたいところは?」と尋ねられた。一般受けしないし実際に行動に移していないけど、いくつか考えている旅の計画でその時に思いついたのは「ペリリュー島で潜伏日本兵体験」と「開封のユダヤ人に会いに行く」ことだ。

北宋(960-1127年)の都として栄えた開封は、当時世界最大級の都市だった。そこに西域を経てユダヤ人がたどり着きユダヤ人コミュニティが出来たのだが、なんとそれは1000年もの間残っており現代まで引き継がれていた。もちろん漢民族などの血が混じり、当時のユダヤ人文化は残っていない…と思うのだが、近年DNA検査をしてみると、彼らは本当にユダヤ人の血を引いていることが証明された。日本の隠れキリシタン文化より潜伏期間が長いではないか。自分が知ったのは20~30年ほど前にナショジオで読んでからだと思っていたのだが、今回振り返って探してみたがナショジオにそんな記事は無かった。2000年代に入り、何人かの人が本を出版しており、どこかでその本を読んだのだろうか….?

と言う話を酔いながら話をしていたのだが、その話を聴いたはわい君が「ブハラのユダヤ人のようなものか」と言った。自分は”ブハラのユダヤ人”のことは初耳だったのだが、ウズベキスタンにも古代から住み着いたユダヤ人が現在も居ると言う。バビロン捕囚から逃れたユダヤ人一派だと言うから本物だ。はわい君は中華には全く興味が無いのだが、ペルシアで暮らして得たそのあたりの知識はすごい。「Jacob & co っていうブリブリしたジュエリー時計ブランド作ったのもブハラユダヤ人」とはわい君は言うが全く僕には分からない。でも何でも人に話してみるものだ。どこでどう結びつくか分からない。新たな知見を得られる。
開封は乗継さえ良ければその日のうちに着ける。4日間くらいの旅行にちょうど良いかも。

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