ランプライス「アラリヤランカ」 五反田
年内の仕事が終わった12月27日の夜、五反田のスリランカ料理店「アラリヤランカ」へ。
秋にスリランカに行ったばかりのHさんと、辛い物が好きなAさんと前日夜に「何か珍しいもの食べよう」という話になりこの店を選んだ。
「アリラヤランカ」はスリランカ料理店でディナーメニューにはアラカルトで一通りの料理が載っているのだが、事前に調べた限りでは”ランプライス”に関する情報ばかり。南アジアの素朴な味が人気らしい。
“ランプライス”は、バナナの葉にご飯、カレーの他に色々な料理を包んだもの。現地ではそれを蒸したり焼いたりすることも有る。日本でも昔は竹の皮で包んでいたから、スリランカのお弁当と言っても良いかもしれない。バナナの葉も竹の皮も殺菌効果が有るはず。もっとも、Hさんはスリランカの旅では見つけられなかったと。レストランで夜に食べるようなものではないのかもしれない。
HさんとAさんが頼んだランプライスはチキン。ビールを飲み歓談をしばらくしていると、笑顔のスリランカ店員が運んできた。バナナの皮にラップがかけられている。
ナイフを使い開け、たちこめる湯気と姿を現した料理。あたたかい料理をまとめて包み込み蒸す(レンジだろうが)ことで、ばらばらの料理の味が絡み合い、複雑な味のおいしさに。
自分が注文したのは月替わりメニューのワタリガニのランプライス。月替わりで季節感の有る創作メニューを出していて、今月のはワタリガニのカレー。ランプライスの中身も百合根や芽キャベツなど和風だ。カレーは別添えで出てきた。
これはフォークとスプーンを使って別々に上品に(?)食べるものではないだろう。見た目は悪くなったが、意外と辛いスープと蟹の旨味が加わり、混然としたおいしさに。なかなかのボリュームのようだが、最後までおいしく食べた。
ふたりは食後のデザートを注文するが、自分はチーズロティを追加で。とろけたチーズでこれだけでおいしく食べれる。デザートで食べる人がどれだけ居るかは知らないが。
先月に鹿児島に行った話をしたら、一緒に行った旅だが人によって違う体験をしているのを知る。
【アリラヤランカ 五反田本店】
品川区西五反田2-12-15
他、丸の内と神谷町に支店有。
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