ベルホヤンスク旅の服装

世界で最も寒い村に行く事になり、まず服装の事が問題だった。
サハ共和国の首都 ヤクーツクで衣服は調達できることが判明したのだが、日本で調達できるに越したことはない。
同行者のほとんどは モンベルで何点かの服(上着も下着も)を買っているようだ。登山をする知人などのアドバイスを参考にしている。ただ、自分はお金も余裕が有るわけでもないし、また天邪鬼な性格なのか、ヤクーツクの市場で現地の人が着ているコートや靴も考えているのだが、何か別の方法があるのではないかと考えた。
北海道でも-30度以下になることはある。真冬の北海道でも外で働く人はたぶん居る。登山用品店ではなく、作業服を扱う店 新宿萬年屋 で店員に聞いてみた。
「-40度くらいでも耐えられる服って無いですかね」
「え、いやうちは-10度くらいならたくさん有るけど、-40度は無いですね、お兄さん何の仕事してるんですか?」

そんなやり取りを繰り返してたどり着いたのが、遠洋漁業で有名な清水港で船の乗組員向けの衣服を取り扱う会社だ。冬の北の大海原の船上で作業する人や、マグロの冷凍庫などで作業する人の服なのだろう、-60度でもと書いてあった服を今回のために購入した。上下で15000円。スポーツ用品店と比べたらかなり安い。果たして効果は有るのだろうか。結果は数日後に判明する。
追記:この服がダメ(役に立たない)な場合でも、 ヤクーツクに到着後、ベルホヤンスクに出発する前に、現地の人が着る服を買いに行く予定を組んでいます。価格などもだいたいは調べています。また、現地での案内人も話をつけています。もちろん、それでも心配事は尽きないのだが...