【中屋敷】雲海の上の過疎の進む神楽の里

大豊町の山の中腹にある小さな集落にある宿。吉野川の流れる深い谷底を通る国道から、本当にこの道で良いのかと心配になる急勾配の坂道を延々と上り続けた先に集落は有る。陽が沈む前に行かなくてはならない。

雲の中は深い谷。谷底を国道とJRが走っている。

今回は食事をつけず、庭先でバーベキュー。コンロと炭、食器などは無料で用意してくれている。「南瓜と玉ねぎはあげるから買って来ないように」とわざわざ事前に連絡が有った。水は山水をろ過したものが、蛇口から流れ続けている。

食事をしていると徐々に暗くなり、谷底の集落や、谷の反対側の山腹にある一軒家に灯が灯る。あんな所に有る一軒家までどうやって行くのかと思えるようなところにもポツンと灯りが点いている。前日からあまり眠っていないことも有り風呂から上がった23時頃には寝た。宿のおばさんからこの集落の話を聴く。欄間には徳島県警で警部にまで上りつめた叔父さん(オーナーではない)の賞状があげてあった。

一家は6代続く神主の家系。家の敷地内に古い社が有る。先代から神主の資格はとっておらず、神事の際は他所から神主に来てもらっていると言う。ここの神楽の歴史は非常に古く、国の重要無形文化財指定も受けている。人口減で山村の文化は廃れていく運命に有るのかもしれないが、独自の文化に興味を持って訪れる人も多い。日本人と結婚したヒマラヤ近く出身のインド人が、都会での生活に耐えられず移住してきてインド料理店を開いたり、親戚が在フランス日本大使館員でその繋がりでフランス人が団体で夏は長期滞在していたり…とかいろいろ話を聴いた。忙しい旅で滞在時間が短かったのが悔やまれる。のんびりと過ごしたい。

【民宿 中屋敷】
高知県長岡郡大豊町永淵523
0887-75-0571 / 090-8284-8615
素泊3500円。バーベキューセット無料。
電話予約のみ。
https://www.otoyo-kankou.com/stay/nakayasiki/

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