【和泉屋】進駐軍が使った宿/会津田島

会津田島で泊まったのは、南会津町役場前の国道(会津街道)に面した和泉屋旅館。

昭和9年築の母屋に、大戦後のアメリカ軍進駐に合わせて建てられた昭和21年築の別館。進駐軍向けに建てられた別館は、東京から来た大工や建具屋が金に糸目をつけず建てた言う。

宿にはWebサイトも無く、旅行会社との契約もない。この日の宿泊客は自分一人。到着も遅い時刻なので素泊5000円にしたが、食事を付けたら座敷で高足膳らしい(当然だが事前予約要)。今回は夕食はスーパーで買った馬肉煮込み、寿司、鶏ごほうご飯などを部屋で食べる。

翌朝に大女将が丁寧に解説してくれた。部屋数は「15部屋くらいかなあ」。ほとんどの部屋は使っておらず、掛け軸もはずしている。進駐軍アメリカ人の部屋は洋室で独特なつくり。こんなのがよほど好きな人の希望が有れば洋室も予約を受け付けるが、滅多に無い。右翼&左翼の襲撃に備えて玄関は二ヶ所ある。母屋の2階には30畳の宴会場。

当時のままの会議室。たぶん今これを使う人はいないたろう…
レトロすぎる洋客室…
洋客室に有る、電話とラジオ。さすがに使っていないよね?

他の部屋より良い造りの和室(この部屋に泊まったわけではない)。最後の会津藩主松平容保の子である松平恆雄滞在の部屋だと言う。天津総領事、駐米大使、駐英大使、ロンドン軍縮会議全権大使、戦争時の宮内大臣という超大物。朝敵となった会津藩主の子がここまで信任されたのだから人格能力とも有った人なのだろう。
ここが南会津で最も格式の有った旅館だったという事が分かる。

母屋と別館の間には小川が流れていて、渡り廊下はその部分だけ高くなっている。母屋と別館それぞれの中2階の高さで、それぞれの1階と2階部分を結ぶ階段が有る。

天井も

【和泉屋旅館】
福島県南会津郡南会津町田島上町甲4047
0241-62-0048
予約は直接電話のみ。素泊5000円。

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