「ダリエン地峡決死行」 北澤豊雄

ダリエン地峡決死行北澤 豊雄2019/6/13産業編集センター 旅人なら憧れる”陸路国境越え”。その中でも特に困難であることで世界的に有名な、コロンビアからパナマへの陸路国境越えを、コロンビアに在 続きを読む 「ダリエン地峡決死行」 北澤豊雄

私の履歴書 橋田壽賀子

019年5月の「私の履歴書」(日経朝刊最終頁)は脚本家橋田壽賀子だった。 終戦後に山形県に食料の買出しに行った際に農家でおはぎを出された時に絶句した著者。田舎の豊かさではなく、そこで嫁入りした女性の苦労話を聞いたという。 続きを読む 私の履歴書 橋田壽賀子

「ヤノマミ」 国分拓

ヤノマミ 国分 拓2010/3/20 NHK出版 アマゾン川上流域の深い森の中で文明前の生活を維持している原住民、ヤノマミ族の集落で数ヶ月にわたって一緒に暮らしたNHK取材班の著者の手記。テレビ番組を作る為にここまでする 続きを読む 「ヤノマミ」 国分拓

「日本国最後の帰還兵」深谷 敏雄

日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族深谷 敏雄2014/12/15集英社

「バグダッド憂囚-商社マン獄中の608日」吉松

バグダッド憂囚―商社マン・獄中の608日吉松 安弘2010/3/20NHK出版 イラン・イラク戦争中にバグダッドにプラント輸出の営業で赴任した商社マンが、赴任2か月目にして贈賄で秘密警察に拘束され、一方的な裁判で有罪判決 続きを読む 「バグダッド憂囚-商社マン獄中の608日」吉松

「天才の栄光と挫折」 藤原正彦

天才の栄光と挫折藤原 正彦2002/5/1新潮社 ニュートン、関孝和、ガロワ、ハミルトン、コワレフスカヤ、ラマヌジャン、チューリング、ワイル、ワイルズ。著名数学者の生き方を紹介する伝記なのだが、数学者である著者の紀行文で 続きを読む 「天才の栄光と挫折」 藤原正彦

「最後の冒険家」 石川直樹

「最後の冒険家」石川直樹 2008/11/21集英社気球に乗って太平洋横断を試みた神田道夫氏を描く。彼の”最期の冒険”を最も近くで見ていた著者の、飾らない文章が良い。神田氏は埼玉県の町の地方公務員 続きを読む 「最後の冒険家」 石川直樹

「凍」 沢木耕太郎

「凍」沢木耕太郎 登山家の山野井泰史のギャチュンカン(ヒマラヤ)北壁登攀の記録。この登攀数日間は彼の生き方を体現していると言って良く、そこに至るまでの彼の人生を紹介しながら、クライマックスである登頂後の2日間の場面までど 続きを読む 「凍」 沢木耕太郎

「ナツコ 沖縄密貿易の女王」 奥野修司

「ナツコ 沖縄密貿易の女王」奥野修司2005年4月 文芸春秋2007年10月文春文庫太平洋戦争後の混乱時、アメリカ統治下だった沖縄。最西端の与那国島は、台湾との密貿易で栄えていた。戦争の被害が大きく物資が不足していた沖縄 続きを読む 「ナツコ 沖縄密貿易の女王」 奥野修司

「与那国沖 死の漂流」 伊良皆高吉

「与那国沖 死の漂流~わが青春の闘い~」伊良皆高吉ボーダーインク/出版 1952年、与那国島在住の20歳の若い中学生教員であった著者が、石垣島からの帰路に乗った貨客船が転覆、台湾(国民党)軍船に救助されて生還したことの体 続きを読む 「与那国沖 死の漂流」 伊良皆高吉

「西南シルクロードは密林に消える」高野秀行

「西南シルクロードは密林に消える」高野秀行2003/2/27 講談社 シルクロードと言えば中国西北部の砂漠を通るルートがまず思い浮かぶが、中国西南部・ビルマからインドに抜ける”西南シルクロード”の 続きを読む 「西南シルクロードは密林に消える」高野秀行

「アメリカ弱者革命」 堤未果

「アメリカ弱者革命」堤未果新潮文庫 野村證券に勤務中に911テロに遭遇、以後ジャーナリストに転した著者の、アメリカ取材記録エッセー。大統領選挙の機械投票に異を唱える人、イラク帰還兵、アメリカ軍のリクルーターなどを取材する 続きを読む 「アメリカ弱者革命」 堤未果

「朝日新聞記者が書いたアメリカ人」

「朝日新聞記者が書いたアメリカ人『アホ・マヌケ』論」近藤康太郎2004年7月20日 講談社新書 朝日新聞社記者っぽくない朝日新聞記者が書いたアメリカ滞在記。だがやはりどこか朝日新聞記者っぽい(笑)。911事件・イラク戦争 続きを読む 「朝日新聞記者が書いたアメリカ人」

「上海東亜同文書院 風雲録」西所正道

「上海東亜同文書院」風雲録―日中共存を追い続けた5000人のエリートたち西所正道2001年6月角川書店

「戦場特派員」 橋田信介

「戦場特派員」 橋田信介2001年12月20日実業之日本社

「マスード」 長倉洋海

「マスード」 長倉洋海2001年11月 河出書房新社 アフガニスタンの英雄マスード将軍。カブールの豊かな家で育ったが、ソ連の侵攻に伴い武装勢力を率いて山に篭りソ連と戦う。誰とでも気さくに接し、日本を含め海外にファンも多か 続きを読む 「マスード」 長倉洋海

「帰らなかった日本兵」長洋弘

「帰らなかった日本兵」 長洋弘 太平洋戦争後も、インドネシアに残留、日本に帰らなかった(帰れなかった)日本人のその後を追うルポ。幸せに過ごす人、どう見ても幸せとは言い難い人。波乱万丈の人たちの戦後を追う。この本が書かれた 続きを読む 「帰らなかった日本兵」長洋弘

ソマリアレポート 国連職員の暮らした不思議の国

ソマリア・レポート 国連職員の暮らした不思議の国小山久美子 丸善ブックス(1994)イラク以上にもうわけが分からなくなってしまったソマリア。現在はこの本が書かれていた頃よりもひどくなっている(そうなることも書かれている) 続きを読む ソマリアレポート 国連職員の暮らした不思議の国

「照準のなかのソ連兵」田中光四郎

「 照準のなかのソ連兵―日本人ゲリラ、アフガンに死す」田中光四郎ジャプラン出版1987年6月1日

「脱出記 The Long Walk」Sławomir Rawicz

「脱出記 ~The Long Walk~」スラヴォミール・ラウイッツ 著海津雅彦 翻訳2005年9月10日株式会社ソニーマガジンズ 941年ポーランド陸軍騎兵隊中尉だった筆者は、突然ソ連にスパイ容疑で逮捕され、そのままシ 続きを読む 「脱出記 The Long Walk」Sławomir Rawicz

「もの食う人びと」 辺見庸

「もの食う人びと」 辺見庸1994/6/8、共同通信社東西対立が消えたが混沌とする世界。「食う」ことを通じて見る世界の人々。 バングラデシュ、ミンダナオ、ユーゴ、ソマリア、チェルノブイリ、ウラジオストック、韓国などで、そ 続きを読む 「もの食う人びと」 辺見庸