「海嘯」島尾ミホ

明治期の加計呂麻島での生活を静かな文章で情緒的に描かれている。話し言葉の部分は当時の言葉で書かれていてルビがふられている。島尾ミホ最後の作品なのだが、80代後半の人が書いたとは思えないきれいな文章(80代の人の文章を読む 続きを読む 「海嘯」島尾ミホ

「密航・命がけの進学」芝慶輔

「 密航・命がけの進学― アメリカ軍政下の奄美から北緯30度の波涛を越えて」芝慶輔/他五月書房 昭和20年8月、敗戦後に沖縄はアメリカに占領された。その半年後に奄美とトカラ列島も日本領でなくなったのはあまり知られていない 続きを読む 「密航・命がけの進学」芝慶輔