私の履歴書 橋田壽賀子

019年5月の「私の履歴書」(日経朝刊最終頁)は脚本家橋田壽賀子だった。 終戦後に山形県に食料の買出しに行った際に農家でおはぎを出された時に絶句した著者。田舎の豊かさではなく、そこで嫁入りした女性の苦労話を聞いたという。 続きを読む 私の履歴書 橋田壽賀子

「日本国最後の帰還兵」深谷 敏雄

日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族深谷 敏雄2014/12/15集英社

「バグダッド憂囚-商社マン獄中の608日」吉松

バグダッド憂囚―商社マン・獄中の608日吉松 安弘2010/3/20NHK出版 イラン・イラク戦争中にバグダッドにプラント輸出の営業で赴任した商社マンが、赴任2か月目にして贈賄で秘密警察に拘束され、一方的な裁判で有罪判決 続きを読む 「バグダッド憂囚-商社マン獄中の608日」吉松

「ナツコ 沖縄密貿易の女王」 奥野修司

「ナツコ 沖縄密貿易の女王」奥野修司2005年4月 文芸春秋2007年10月文春文庫太平洋戦争後の混乱時、アメリカ統治下だった沖縄。最西端の与那国島は、台湾との密貿易で栄えていた。戦争の被害が大きく物資が不足していた沖縄 続きを読む 「ナツコ 沖縄密貿易の女王」 奥野修司

「与那国沖 死の漂流」 伊良皆高吉

「与那国沖 死の漂流~わが青春の闘い~」伊良皆高吉ボーダーインク/出版 1952年、与那国島在住の20歳の若い中学生教員であった著者が、石垣島からの帰路に乗った貨客船が転覆、台湾(国民党)軍船に救助されて生還したことの体 続きを読む 「与那国沖 死の漂流」 伊良皆高吉

「父、坂井三郎」 坂井スマート道子

生きるためには負けないのが重要、前後左右上下を確認しろ、ホールインワンを狙え、朝は元気に、出かけるときには笑顔で挨拶。娘が国際結婚する際に懐刀を持たせる、独特の家庭で育った著者が、なぜ親がそのような教育をしたのかを振りか 続きを読む 「父、坂井三郎」 坂井スマート道子

「密航・命がけの進学」芝慶輔

「 密航・命がけの進学― アメリカ軍政下の奄美から北緯30度の波涛を越えて」芝慶輔/他五月書房 昭和20年8月、敗戦後に沖縄はアメリカに占領された。その半年後に奄美とトカラ列島も日本領でなくなったのはあまり知られていない 続きを読む 「密航・命がけの進学」芝慶輔

「うちなー賛歌」 外間喜明

辺野古への基地移設がまた話題になっているが、その案が最初に出た数年前に書かれた本。沖縄戦で父などを失くした著者が、自分の沖縄生活を振り返って書いた本。沖縄出身で就職の為に本土に出て現在は神奈川県の高校教師の著者が、就職面 続きを読む 「うちなー賛歌」 外間喜明

「八重山共和国」枡田武宗

八重山共和国 枡田武宗 筑摩書房(1990)敗戦後日本軍が崩壊し、アメリカ軍も居らず政治空白地域になった八重山地方(石垣、宮古など)。治安が悪化した中で地元インテリがとった行動とは。沖縄本島などの記録は多いが、戦渦も少な 続きを読む 「八重山共和国」枡田武宗