「入管戦記」 坂中英徳

入管戦記
在日差別、日系人問題、外国人犯罪と、日本の近未来
坂中英徳 (坂中英徳blog)
講談社
2005年3月17日

【1】出動!新宿入管特捜部
【2】蛇頭ビジネスの”首領”を追え
【3】人身売買-フィリピンパブ十年戦争
【4】帰ってきた日系ブラジル人
【5】「在日」差別、私の闘い
【6】”坂中論文”の誕生
【7】政策の実現と”在日”社会
【8】在日は”朝鮮系日本人”への道を
【9】2050年のユートピア
【10】”小さな日本”と”大きな日本”

入国管理局の仕事の紹介~いかにして不法外国人の越境を防ぐか~などが書かれた本かと思いきや、読み進めると、日本の人口減少・高齢化社会への対応を考える内容。著者の入省時(1970年代)とは大きく変わった現在の”日本”を知るに良い本。
一行政職員である著者が反対勢力と戦ってきた業績(?)をアピールしているのだが、この問題を国民に周知する必要があるからだと思えば気にならない。文章は平易で読みやすい。

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